新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による退職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 05:05 UTC 版)
「朝潮太郎 (4代)」の記事における「新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による退職」の解説
「朝乃山英樹#新型コロナウイルス対応ガイドライン違反」も参照 2021年6月11日、日本相撲協会は朝乃山に対する処分(6場所出場停止・50%の減給6ヶ月)の発表に併せ、18代錦島に懲戒処分を行わず退職とした経緯について発表した。18代錦島のガイドライン違反は相撲協会コンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)が朝乃山の調査をしていく過程で判明し、同委員会の聴取を受けたときに本人は認めたという。これを受けて同委員会は5月25日までに同伴した付け人の聴取を行い、以下の事実が認定されたという。 2020年7月場所中、同年11月場所中、2021年1月場所中、3月場所中に知人らと飲酒を伴う会食(付け人の力士養成員も同席) 2020年7月場所以降は付け人の力士養成員を同席させ、部屋近隣で週2~3回の飲食 2020年末には、家族らとの会食に朝乃山を同席させた 度重なる違反行為について、同委員会は「指導者としての資質が欠けている。無自覚な振る舞いが弟子らの意識を麻痺させ朝乃山の不行状を生んだ」と断罪した。また部屋の師匠を8代高砂(朝赤龍)に禅譲した後も高砂部屋の建物に住み続け、この影響で8代高砂が部屋への通い親方の形となったことも「監督不行き届きとなった原因」と批判している。同委員会は「報酬減額の懲戒処分とすることが相当」と判断し、補足として「停年再雇用後の参与という立場を鑑み、退職願を受理することも検討すべき」と処分意見を答申していた。 18代錦島は6月1日に退職届を提出、同月10日付で受理されて日本相撲協会を退職した。本人はルール違反が指摘されると「俺がやめて丸く収まるなら」と、ためらいなく退職届に筆を走らせたという。同月4日には8代高砂と同委員会に呼ばれ、部屋施設の家主を早急に8代高砂に変更することを確認している。 この退職の顛末に関しては、豪放磊落で行き当たりばったりな性格が災いしたと評された。 7月場所まで務めていた日刊スポーツの評論は、9月場所より花田虎上が引き継いだ。
※この「新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による退職」の解説は、「朝潮太郎 (4代)」の解説の一部です。
「新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による退職」を含む「朝潮太郎 (4代)」の記事については、「朝潮太郎 (4代)」の概要を参照ください。
- 新型コロナウイルス対応ガイドライン違反による退職のページへのリンク