新型コロナウイルス対策に関する主な主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:19 UTC 版)
「藤井聡」の記事における「新型コロナウイルス対策に関する主な主張」の解説
藤井の主な主張は「リスク・アクセプタンス(リスクの受容)」であり、データに基づいて経済活動を部分的に再開すべきと述べた。具体的には以下の三点である。 「過剰自粛」は経済を疲弊させ、恐ろしい帰結を導く。 だから、そのイベントの開催メリットとデメリットを比較衡量しつつ是々非々で開催/キャンセルを判断すべき、 そして、現下の感染状況では、100人以下のイベントの感染確率は「ほぼゼロ」であるから、その点を踏まえて、その必要性に応じて是々非々で開催判断をすることが適当である。 この主張に対し、「イベントの質を考慮していない。閉鎖空間のイベントは危ない」という批判があった際には、次のように回答した。 「当方の計算は、『そのイベントに感染者が含まれている確率』を計算しているものです。言うまでも無く、感染者がイベントに含まれていなければ感染することはありませんから、当方の確率値は感染率の「上限値」を意味しているのです。したがって、当方の確率値はかなり『悲観的』なものになっているのです」 また新型コロナ感染による死者数より大不況による自殺者数の方が上回るとも指摘し、次のように述べた。 「コロナが蔓延し、昨今ようやく収束し始めたのではないかと言われている中国ですら、その死者数は3000人。これは、上記の大不況による死者数のわずか3%以下の水準に過ぎません。(中略)過剰な自粛を繰り返して、日本経済がさらに疲弊すればまた、瞬くまに自殺者が増加してしまうことは避けられないでしょう」 また2021年7月、元厚生労働省医系技官の木村盛世との共著で『ゼロコロナという病』を出版。政府やメディアの影響による過剰自粛(ゼロコロナ思想)が経済を停滞させ、経済不況による自殺率を増加させていると述べた。同書では京都大学教授の西浦博やテレビ朝日の「モーニングショー」TBSの「ひるおび!」の罪悪を指摘し、テレビ局側から視聴者の恐怖を煽るコメントを求められたと暴露している。
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