新作能とは? わかりやすく解説

新作能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 06:44 UTC 版)

新作能(しんさくのう)は、明治時代以後に書かれたの曲目である。歴史的に見ると、江戸期に書かれた新作が同時代に「新儀能」「新作物」と呼ばれたが、これらは現在では新作能と呼ばれない[1]


注釈

  1. ^ ただし、こうした演出については「歌舞伎まがい」と批判する意見もある(西野前掲書)[信頼性要検証]
  2. ^ 昭和17年に檜書店より発行された『金剛流謡本』冒頭に、建築家である竹腰健造が川田順に添削を依頼した記載がある[要ページ番号]

出典

  1. ^ 新作能の百年(2).
  2. ^ 「神話がつなぐ古今東西」『日本経済新聞』朝刊2019年11月17日(NIKKEI The STYLE)9-11面
  3. ^ 能楽名演集 喜多流「通小町」後藤得三/「鶴」喜多実、NHKエンタープライズ、2007年。
  4. ^ 美内すずえ-インフォメーション”. 美内すずえ Official Website「オリーブの葉っぱ」. 2012年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
  5. ^ 能楽師紹介 囃子方”. 大槻能楽堂. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
  6. ^ 瀬戸宏泉 紀子 編『新作能オセロ』」『演劇学論集 日本演劇学会紀要』第70巻、日本演劇学会、2020年、 193-194頁、 doi:10.18935/jjstr.70.0_193ISSN 1348-2815NAID 130007871246


「新作能」の続きの解説一覧

新作能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 02:09 UTC 版)

横道萬里雄」の記事における「新作能」の解説

横道は新作能の創作にも筆を染め、以下の3作を発表している。 「鷹の泉」(1949年) 「山室山」(1953年) 「鷹姫」(1967年) 「鷹の泉」は、ウィリアム・バトラー・イェイツが能に影響受けて創作した鷹の井戸」を能として脚色したもので、戦前の新作能とは一線を画す演劇的完成度の高い作品と評価された。しかし後に観世寿夫らは従来の能の構造踏襲した本作への不満を指摘、これに応えて改作行ったのが横道代表作とされる鷹姫」である。観世寿夫野村万作観世静夫らによって初演され本作は、新劇スタッフ加えるなど新作能の超えようとする野心作であり、新作能の中では土岐善麿作品に並ぶ成功収めた作品となった

※この「新作能」の解説は、「横道萬里雄」の解説の一部です。
「新作能」を含む「横道萬里雄」の記事については、「横道萬里雄」の概要を参照ください。

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