新作能
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新作能(しんさくのう)は、明治時代以後に書かれた能の曲目である。歴史的に見ると、江戸期に書かれた新作が同時代に「新儀能」「新作物」と呼ばれたが、これらは現在では新作能と呼ばれない[1]。
注釈
出典
- ^ 新作能の百年(2).
- ^ 「神話がつなぐ古今東西」『日本経済新聞』朝刊2019年11月17日(NIKKEI The STYLE)9-11面
- ^ 能楽名演集 喜多流「通小町」後藤得三/「鶴」喜多実、NHKエンタープライズ、2007年。
- ^ “美内すずえ-インフォメーション”. 美内すずえ Official Website「オリーブの葉っぱ」. 2012年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
- ^ “能楽師紹介 囃子方”. 大槻能楽堂. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月6日閲覧。
- ^ 瀬戸宏「泉 紀子 編『新作能オセロ』」『演劇学論集 日本演劇学会紀要』第70巻、日本演劇学会、2020年、 193-194頁、 doi:10.18935/jjstr.70.0_193、 ISSN 1348-2815、 NAID 130007871246。
新作能
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横道は新作能の創作にも筆を染め、以下の3作を発表している。 「鷹の泉」(1949年) 「山室山」(1953年) 「鷹姫」(1967年) 「鷹の泉」は、ウィリアム・バトラー・イェイツが能に影響を受けて創作した「鷹の井戸」を能として脚色したもので、戦前の新作能とは一線を画す演劇的完成度の高い作品と評価された。しかし後に観世寿夫らは従来の能の構造を踏襲した本作への不満を指摘、これに応えて改作を行ったのが横道の代表作とされる「鷹姫」である。観世寿夫、野村万作、観世静夫らによって初演された本作は、新劇のスタッフを加えるなど新作能の枠を超えようとする野心作であり、新作能の中では土岐善麿の作品に並ぶ成功を収めた作品となった。
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