整の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:26 UTC 版)
ライカ 初登場は「暖かいのか温かいのか」。整が検査入院した大隣総合病院の入院患者。獅子座。病院掲示板の誤字を使った暗号に気が付いた牛田悟郎にマルクス・アウレリウスの『自省録』を渡した。その後同じく暗号を解いた整と病院の温室で知り合い、以降は整と交流を深め、2人で様々な場所に出かけるようになる。毎日見回りの隙をついて無断で病室を抜け出すも、1時間以上はベッドを空けられない。 千夜子という名前の妹がいると話しており、妹を大切に想っている様子を見せる。その一方で、「春になる頃には私はこの世にいない」を意味深な発言を残す。実は千夜子の中にいるもう1人の人格で、父親から虐待されていたため生まれた。「ライカ」という名前は、かつて父親が愛用していたカメラのライカに由来している。自分のことは人間ではなくカメラだと認識しているが、整と交流することで徐々に人間のような感情が芽生え始めている。千夜子(ちやこ) 「解離性同一性障害」を患う患者。ライカの主人格。かつてはライカ以外にも別人格が多数存在していたが、それらが統合される形で消滅し、ライカだけが最後まで残った。自分のことを歩けないと思っているが、毎日見回りの隙をついてライカ人格として無断で病室を抜け出している。春までには多重人格から脱することになっている。 天達春生(あまたつ はるお) 東英大学の心理学の准教授。未婚。パートナーの美吉貴和とともに整を幼少期から見守り、整が教師を目指すきっかけとなった恩師。整には常に証拠や情報源を確認するように言っており、占いや誕生石の意味などは科学的根拠がないものとして忌み嫌っている。 美吉喜和(みよし きわ) 故人。心療内科に勤める心理カウンセラーで天達春生のパートナーだった。絵を描くのが趣味。占星術は人の生きた証だと考えている。幼少期の整に愛情を注ぎ、整に大きな影響を与えた女性。作中現在の5年前にストーカーにより殺害されている。 相良レン(さがら れん) 東英大学の学生。天達のゼミで整と一緒だがアイビーハウス事件で知り合うまで話したことはなかった。コミュニケーション強者で、中学から彼女が途切れたことがなくモテる。一見チャラいが頭の回転が速く、整と張り合えるほどの推理力を持つ。地図が好き。人となりを知るためにアンケートを取りたがる。整にとって同年代で初めて交流を持つ相手。
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