改善内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 12:05 UTC 版)
シティ電車化にあたっては、次のような施策が試みられた。 高頻度・かつ等間隔(15分から20分程度)のパターンダイヤを構成する 車両のアコモデーションを改良する。または新車を投入する 編成は3・4両ほどの短編成とする 列車のスピードアップを行う 他路線との接続を良くする 駅の増設を行う 地区ごとにイメージ付けを行い、PRする 企画乗車券を発売する 例えば広島地区では、1982年11月15日国鉄ダイヤ改正以降、山陽本線広島駅 - 大野浦駅・岩国駅間において次のような改善が行われている。 日中を15分間隔の運転とし、広島駅を毎時10・25・40・55分発車とした。 転換式クロスシートを有する115系3000番台を投入。基本編成は従来の6両・8両から4両に短縮。 宮島口駅で接続する宮島航路との接続を考慮したダイヤを導入。 新井口駅を開設。(1985年3月) 「ひろしまシティ電車」と命名。 「シティ電車特別回数券」「データイムクーポン」を発売。(1984年2月) 車両については、上記の広島地区のように新車が投入された事例もあるが、当時の国鉄は極端に財政が悪化していたことから経費削減のために新車の導入は原則行わず、全国的な車両の配置換えや短編成化などの改造を行い編成を増やしていった。特に交流電化区間である仙台地区や北陸地区では、余剰となった特急形の583系電車をローカル用に改造・短編成化して715系・419系として運用を開始した。
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