搭載されている主な医療用資器材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 00:54 UTC 版)
「日本の救急車」の記事における「搭載されている主な医療用資器材」の解説
高規格救急車 観察用資器材 - 聴診器、血圧計(自動式・タイコス式)、検眼用ペンライト、患者監視装置(心電図・脈波・血圧・血中酸素飽和度)等。傷病者のバイタルサインなどを測定するために使用する。 人工呼吸器 - バッグバルブマスク・デマンドバルブ・自動式人工呼吸器等 自動式体外除細動器 - 電気ショックを与える医療器具。心室細動や無脈性心室頻拍の、致死的不整脈を治療するために使用する。法改正により一般市民でも使用可能となったAEDと救急車に積載されるものと異なる点は、隊員自らが心電図モニターにより除細動の適応を判断し解析を行い除細動適応であれば通電する点である。 気道管理セット - 吸引器、喉頭鏡、マギル鉗子、開口器、経口経鼻エアウェイ等 搬送器材各種 - ストレッチャー(メイン、サブ、スクープ) ※近年では隊員の負担軽減のために、電動式ストレッチャーを採用することもある。 毛布 感染予防用具 - プラスチックグローブ、マスク、防護衣類、ゴーグル等 脊柱固定用具 - バックボード、頸椎固定カラー、ストラップ。交通事故などの高エネルギー外傷で脊椎損傷の可能性がある患者に対し全身固定を目的として使用する。 外傷キット - 滅菌ガーゼ・タオル包帯・三角巾・空気膨張型副木等 分娩セット 救出用具 - サイドウィンドウを割る為のハンマー、シートベルトカッター、バール、トップマン鳶等。これらで対応出来ない事案の場合は特別救助隊の支援を求める(通報で状況を聞き取った際に同時出動する事が多い) 医療用酸素 - 10リットルボンベ×2~3本 特定行為セット - ラリンゲアルマスク、食道閉鎖式エアウェイ、気管チューブ、静脈留置針、輸液セット、アドレナリン。なお、気管チューブとアドレナリンは医師の具体的指示を受けた「認定救急救命士」が使用できる。
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