抗癌剤開発との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 09:58 UTC 版)
「アメリカ国立がん研究所」の記事における「抗癌剤開発との関わり」の解説
NCIは、米国における抗がん剤開発の多くに関与している。FDAによって承認された医薬品について1996年にNCIが調査した結果、1995年末までに承認された抗癌剤の3分の2がNCI主導で臨床試験開始届が出されたものであった。 以下にNCIが開発に関与した抗癌剤を挙げる。(※ カッコ内はFDAで承認された年、英字は日本で未承認の薬剤。) アルキル化剤 Chlorambucil (1957) シクロホスファミド (1959) チオテパ (1959) メルファラン (1959)(1993) Streptozotocin (1982) イホスファミド (1988) 代謝拮抗剤 メルカプトプリン (1953) メトトレキサート (1953) Thioguanine (1966) シタラビン (1969) Floxuridine (1970) リン酸フルダラビン (1991) ペントスタチン (1991) Chlorodeoxyadenosine (1992) 植物性アルカロイド、抗生物質 ビンクリスチン (1963) アクチノマイシンD (1964) Mithramycin (1970) ブレオマイシン (1973) ドキソルビシン (1974) マイトマイシンC (1974) L-アスパラギナーゼ (1978) ダウノマイシン (1979) エトポシド (1983) Teniposide (1992) パクリタキセル (1992) 合成薬 ヒドロキシカルバミド (1967) プロカルバジン (1969) ミトタン (1970) ダカルバシン (1975) Lomustine (1976) Carmustine (1977) シスプラチン (1978) ミトキサントロン (1988) カルボプラチン (1989) Levamisole (1990) Hexamethylmelamine (1990) トレチノイン (1995) Porfimer sodium (1995) ステロイドなど DES (1950) プレドニゾン (1953) Fluoxymesterone (1958) Dromostanolone (1961) Testolactone (1970) メチルプレドニゾロン プレドニゾロン ゴセレリン (1989) 生物製剤 インターフェロンα (1986) BCG (1990) G-CSF製剤 (1991) GM-CSF製剤 (1991) Interleukin 2 (1992) また、NCIは、ジドブジン、ジダノシン、zalcitabine(ddC)などのHIV治療薬の開発にも関与している。
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