抗癲癇薬の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 10:11 UTC 版)
「ケトジェニック・ダイエット」の記事における「抗癲癇薬の開発」の解説
1920年代から1930年代にかけて処方され続けてきたケトジェニック療法であるが、徐々に処方されなくなっていく。1857年に発見された鎮静性臭化物や、1912年に開発された抗癲癇薬のフェノバルビタール( Phenobarbital )の存在があった。1938年、神経内科医のH・ヒューストン・メリット( H. Houston Merritt, 1902~1979 )と、トレイスィー・パトナム( Tracy Putnam, 1894~1975 )の2人がフェニトインを開発すると、癲癇治療の研究の焦点は新薬の開発に移るようになった。1970年代にバルプロ酸ナトリウム( Sodium Valproate )が導入されると、神経内科医は、癲癇症候群および複数の癲癇発作に効果のある薬を利用・入手できるようになった。この時までに、ケトン食の処方は「レノックス・ガストー症候群」( Lennox–Gastaut Syndrome )のような難病の症例のみに限定されており、さらに処方されなくなった。
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