意匠・商品名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:02 UTC 版)
「ハイライト (たばこ)」の記事における「意匠・商品名」の解説
hi-liteと言うのは俗語で、「陽の当たる場所」という意味。また、ロングサイズで当時最もタールが軽いたばこであったので、high(長い)-light(軽い)という造語にしたという説もあるが、当時の専売公社のパンフレットから見るに前者が正しい。 発売以来続くパッケージはコバルトブルーの地にhi-liteの白文字、上部には黒線8本が放射状にデザインされている。このブルーはハイライトブルーとも称された。デザインしたのは、のちに著名なイラストレーターとなった和田誠で、彼が青年時代に手がけたモダン・デザインの代表作である。その後、企業や政府の宣伝広告や、観光地や祭りなどの内容(観光たばこ)を配したパッケージも登場した。 1960年代は後年に比べ喫煙率が高かったこともあり、ハイライトのパッケージは大衆に馴染み深いもので、ここから配色を着想したという事例も伝えられている。 1964年10月開業の東海道新幹線0系電車の車体色は、当時、配色に頭を悩ませていた国鉄職員が、会議室でハイライトの箱を見て決めた。 同年12月開業の営団地下鉄(当時、現・東京メトロ)東西線のラインカラー(路線色)・スカイブルーも、当時の理事の指示によりハイライトの色から取られたと伝えられる。 越後交通の路線バスの旧塗色は、白地に青基調のカラーリングから、社内外で「ハイライトカラー」と呼ばれている[要出典]。 新幹線0系電車 営団地下鉄(東京メトロ)東西線5000系ステンレス車両 越後交通の路線バス旧塗色(ハイライトカラー) また物の大きさを示す際にも、1970年代まで「ハイライト」を横に置き比較対象とする例が多くみられた。
※この「意匠・商品名」の解説は、「ハイライト (たばこ)」の解説の一部です。
「意匠・商品名」を含む「ハイライト (たばこ)」の記事については、「ハイライト (たばこ)」の概要を参照ください。
- 意匠・商品名のページへのリンク