征露歌とは? わかりやすく解説

征露歌(ウラルの彼方)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 05:06 UTC 版)

アムール川の流血や」の記事における「征露歌(ウラル彼方)」の解説

1904年明治37年2月11日日露開戦直後一高にて行われた紀元節奉祝集会に於て「征露歌」として披露された。「アムール川の流血や」の様に通例行事の紀念祭に合わせて作成された物ではなく日露開戦向けた学生依る戦意発揚為に作成されたと見るべき歌である。 翌三月挙行され通例行事の紀念祭(一高第十四回紀念祭)に於ても、数多くの「露西亜征討の歌」が作成された。 作詞青木得三。 曲は「アムール川の流血や」と同じ。 一、 ウラル彼方荒れて 東に翔ける一羽 渺々遠きシベリアも はや時の間飛び過ぎて 二、明治三十七の年 黒雲乱れ月暗き 鶏林北滿洲に 声物凄く叫ぶなり 三、 嗚呼絶東君子国 蒼浪浸す一孤島 銀雪高し芙蓉峰 紅英清し芳野山 四、 これ時宗生れし地 これ秀吉生れし地 一千の児が父祖国 光栄しるき日本国 五、 荒鷲今や南下し八道の山後に見て 大和島根を衝かむとす 金色の民鉾取れや 六、 十年の昔丈夫が 血汐染め遼東山河欺き奪いてし 嗚呼その恨み忘れんや 七、 北洲北熊吼ゆ薩哈嗹(サガレン)島これ昔 我神洲の領なるを 奪い去りも亦彼ぞ 八、 西暦一千九百年 恨は長きアムール魯人暴に清の民 罪なく逝けり数五千 九、 いふ勿れ清人と 金色の民彼も亦 嗚呼怨なり残虐蛮族いかで赦すべき 十、 玉なす御手に剣取り 顔潮に湿して 高麗半島を懲めにし 神功皇后見ず十一、 海を蔽い寄せ来る 敵艦四千 鎮西の 蒼溟深く沈めたる 彼時宗を君見ず十二明朝鮮を伐ちとりて 鳳輦遠く迢遙と 唐の都に謀りたる 彼秀吉を君見ず十三時宗の裔鉾取れ秀吉の裔太刀佩けや 恨尽きせぬ蛮族を 屠り尽さむ時至る 十四貔貅たちまち海を越え 旅順ダルニー蛮族血汐洗い遼東山河再び手に収め 十五朝日敷島艨艟の 精を尽して波を蹴り ロシア艦隊葬りて 翠波収まる日本海 十六砲火に焼かん浦塩や 屍を積まん哈爾浜シベリア深く攻入らば 魯人遂になすなけむ 十七斯くて揚らむ我が国斯くて晴れなむ彼の金色の民鉾取れ大和民族太刀佩けや 十八嗚呼絶東君子国 富士高嶺白雪芳野の春の桜花 光示さむ時至る 十九忍ぶ堪へぬ遼東や 亦薩哈嗹アムール嗚呼残虐蛮族に 怨返さん時至る 二十金色の民いざやいざ 大和民族いざやいざ 戦はんかな時期至る 戦はんかな時期至る

※この「征露歌(ウラルの彼方)」の解説は、「アムール川の流血や」の解説の一部です。
「征露歌(ウラルの彼方)」を含む「アムール川の流血や」の記事については、「アムール川の流血や」の概要を参照ください。

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