帝愛グループ幹部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 22:45 UTC 版)
「中間管理録トネガワ」の記事における「帝愛グループ幹部」の解説
兵藤 和尊(ひょうどう かずたか) 声 - 津嘉山正種 帝愛グループの総帥である老人。部下からは「会長」と呼ばれている。 一般大衆的な娯楽(TV・映画・音楽等)を似非・つまらないと否定し、人間の破滅際・死に際に見せる本性こそが真の娯楽・愉悦であると考えている。自身のその欲求を満たすため「死のゲーム」を企画するよう利根川に指示しており、利根川らがそれに応えるべく奮闘・苦悩することが本作のメインテーマとなっている。 気まぐれ・独善・無理難題で利根川らを大いに振り回す。些細なことで機嫌を悪くし、それにより利根川が制裁を受ける羽目になることが多い。まれに上機嫌なこともあり理外の大盤振る舞い(利根川に高級車を送る、兵藤自ら第3会議室の加湿器のタンクの水の補充およびフィルターの洗浄をする等)がされるが、やはり些細なことですべてが無に帰する(利根川の高級車は粉砕される)。 22時になると即座に就寝したり、空気が乾燥する時期にはスキンケアが必要になるなど、本編以上に老人であることが強調されている。ナレーション曰く「おじいちゃん」。 「死のゲーム」の企画は基本的にチーム利根川に任せているが、「人間競馬」は、兵藤自ら企画している。 原作者の福本が書き下ろした短編で息子の和也の交友関係を気にかけているような描写がある。 黒崎 義裕(くろさき よしひろ) 声 - 宮内敦士 帝愛グループの最高幹部の1人であり、帝愛No.2の座を争う利根川のライバル。 利根川とは対照的に、兵藤の機嫌の取り方に長けており、鋭く的を射た発言が多い。利根川曰く「言いにくいことをいつも躊躇なく指摘でき、そして常に好反応に繋がる」。 基本的に穏やかであり時に兵藤がたじろぐ程に飄々としているが、暴走しているまさやんに強烈な平手打ちを浴びせ、ドス黒い表情で一瞬で大人しくさせているほど冷酷な一面を持つ。それ以降はまさやんにとってトラウマとなっている。 麻雀の実力は初心者であるが、初心者ゆえの適当な戦略が逆に強者である利根川の理外を突くことに作用し、定例麻雀対決では利根川に勝ち越している。利根川が理外の刺客として送り込んだまさやんも、植え付けたトラウマやイカサマ不可の全自動麻雀卓導入によって返り討ちにしている。 作中に限っては、終始利根川が何をどうやっても理外に敵わない“天敵”として描かれている。
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