市村駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 05:42 UTC 版)
市村駅 | |
---|---|
いちむら ICHIMURA |
|
◄一本松 (2.8 km)
(1.6 km) 神代►
|
|
所在地 | 兵庫県三原郡三原町市市 |
所属事業者 | 淡路交通 |
所属路線 | 鉄道線 |
キロ程 | 17.1 km(洲本起点) |
電報略号 | イチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1922年(大正11年)11月26日 |
廃止年月日 | 1966年(昭和41年)10月1日 |
市村駅(いちむらえき)は、かつて兵庫県三原郡三原町市市(現・南あわじ市市福永)に存在した、淡路交通鉄道線の駅(廃駅)である。
歴史
1922年の淡路鉄道開業当初の終点であった[1]。
- 1922年(大正11年)11月26日:淡路鉄道の開通に伴い、終着駅として開業[1]。
- 1923年(大正12年)11月22日:淡路鉄道が賀集駅まで延伸され、途中駅となる[2]。
- 1929年(昭和4年)9月27日:貨物ホーム屋根を増改築[3]。
- 1932年(昭和7年)3月15日:場内信号機を撤去[3]。
- 1935年(昭和11年)9月30日:貨物側線を増設[3]。
- 1937年(昭和12年)9月30日:荷主である三原郡酪農統制会の事務員事務所を設置[3]。
- 1939年(昭和14年)
- 1943年(昭和18年)7月:社名改称に伴い淡路交通鉄道線の駅となる。
- 1952年(昭和23年)3月29日:発条転轍器を設置[3]。
- 1966年(昭和41年)10月1日:鉄道線の廃線に伴い廃止[4]。
駅構造
島式ホーム1面2線に貨物側線を有する地上駅で、ホーム上には大型の待合室が設置されていた[3]。一本松方から見て左手に駅舎があり、構内踏切で連絡していた。駅員配置駅であった[3]。
駅周辺
駅は三原町の中心部に位置し、廃駅後の2005年(平成17年)に合併により南あわじ市となって以降は同市の中心市街地である。1928年(昭和3年)と1947年(昭和22年)の2度にわたり、付近に淡路競馬場が開設されたがいずれも数年で閉鎖されている。
- 国道28号
- 兵庫県道477号阿那賀市線
- 淡路三原郵便局
- 三原町役場→南あわじ市役所三原庁舎 - 現存せず
- 南あわじ市商工会
- 南あわじ市立市小学校
- 兵庫県立淡路三原高等学校
駅跡
線路跡は舗装路となっており、駅跡は県道477号と交差する三原郵便局前交差点にあたる。駅の存在を示すものは残されていない。
隣の駅
脚注
参考文献
- 寺田裕一『淡路交通』 下、カルチュア・エンタテインメント〈RM LIBRARY〉、2022年11月1日、5頁。
関連項目
- 市村駅のページへのリンク