御陵東駅
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御陵東駅 | |
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ごりょうひがし GORYŌHIGASHI |
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所在地 | 兵庫県三原郡南淡町賀集 |
所属事業者 | 淡路交通 |
所属路線 | 鉄道線 |
キロ程 | 20.5 km(洲本起点) |
電報略号 | ゴヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)12月12日 |
廃止年月日 | 1966年(昭和41年)10月1日 |
御陵東駅(ごりょうひがしえき)は、かつて兵庫県三原郡南淡町(現・南あわじ市)賀集に存在した、淡路交通鉄道線の駅(廃駅)である。
歴史
淡路鉄道最後の開通区間である賀集駅 - 福良駅間には、途中駅として八幡駅(やわたえき)が設けられていた。しかしながらこの駅は集落や公道から離れた不便な位置にあった[1]。そこで0.6km洲本寄りに御陵東駅が開業、八幡駅はその引き換えに廃止されることとなった[1]。
なお、御陵東駅の開業から八幡駅の廃止までに約2ヵ月の差があり、この間の御陵東駅では貨物のみを取り扱っていたとされる[1]。
- 1925年(大正14年)6月1日:淡路鉄道の賀集 - 福良間開通に伴い、八幡駅が開業[2]。
- 1932年(昭和7年)12月12日:御陵東駅が開業[1]。停車場新設認可の申請書によれば、貨物営業は6月から9月の間のみで、それ以外の期間は施錠する予定であったとされる[1]。
- 1931年(昭和6年)2月9日:八幡駅廃止[1]。
- 1934年(昭和9年)5月7日:ホームを延長[1]。
- 1936年(昭和11年)3月31日:待合室を設置[1]。
- 1941年(昭和16年)9月30日:貨物取扱量の減少および暴風雨による倒壊のため、貨物ホームの建屋を撤去[1]。
- 1943年(昭和18年)7月:社名改称に伴い淡路交通鉄道線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)10月1日:鉄道線の廃線に伴い廃止[3]。
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅で、洲本方から見て左側にホームがあった。
最晩年は乗車券類の販売が近隣の商店に受託されていた[1]。
駅周辺
- 国道28号
- 大日川
- 賀集郵便局
- 淡路陵
- 護国寺
- 南あわじ市立賀集小学校
- 賀集市民交流センター
- あわじ島農業協同組合(JAあわじ島)南淡支所賀集経済センター販売事務所
駅跡
線路跡は舗装路となっており、駅の存在を示すものは残されていない。八幡駅があったとされる地は自動車教習所の敷地となっている。
隣の駅
脚注
参考文献
- 寺田裕一『淡路交通』 下、カルチュア・エンタテインメント〈RM LIBRARY〉、2022年11月1日、5頁。
関連項目
- 御陵東駅のページへのリンク