川崎村_(岩手県)とは? わかりやすく解説

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川崎村 (岩手県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 18:46 UTC 版)

かわさきむら
川崎村
川崎村旗
(1964年9月制定)
川崎村章
(1964年9月制定)
廃止日 2005年9月20日
廃止理由 新設合併
一関市、花泉町大東町千厩町東山町室根村川崎村一関市
現在の自治体 一関市
廃止時点のデータ
日本
地方 東北地方
都道府県 岩手県
東磐井郡
市町村コード 03426-6
面積 42.49 km2
総人口 4,384
推計人口、2005年9月1日)
隣接自治体 一関市西磐井郡花泉町東磐井郡藤沢町千厩町東山町
村の木 うめ
村の花 きく
村の鳥 きじ
川崎村役場
所在地 029-0202
岩手県東磐井郡川崎村薄衣字諏訪前137番地
(現:岩手県一関市川崎町薄衣字諏訪前137番地)
外部リンク 川の駅 かわさき 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年8月30日アーカイブ分)
座標 北緯38度54分4.1秒 東経141度15分50.5秒 / 北緯38.901139度 東経141.264028度 / 38.901139; 141.264028
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川崎村(かわさきむら)は、岩手県東磐井郡にあった1956年薄衣村(うすぎぬむら)と門崎村(かんざきむら)が合併して成立。2005年平成17年)9月20日に、旧・一関市、花泉町大東町千厩町東山町室根村と合併し、新たな一関市となり廃止。

大船渡線の開業までは北上川舟運の中継地となっていた[1]

地理

自然

村の端を流れる北上川は、1947年9月に発生したカスリーン台風や翌年のアイオン台風、更に2002年台風6号によって村の中心部などに大規模な洪水被害をもたらした。それぞれの洪水被害が分かる洪水痕跡板が、村内の至る箇所に設置されている。

歴史

地名の由来

前九年の役の際に設置された、安倍氏十二柵の一つ、「河崎柵」の比定地であることによる。

年表

川崎村発足後の主な事象。

行政区域の変遷

行政

村長

歴代村長[注 1]
氏名 就任日 退任日 備考
瀬上静雄 1956年(昭和31年)11月15日 1960年(昭和35年)11月14日
2 山形薫 1960年(昭和35年)11月15日 1968年(昭和43年)11月14日 2期
3 高橋泰三 1968年(昭和43年)11月15日 1972年(昭和47年)11月14日
4 海野甚之助 1972年(昭和47年)11月15日 1984年(昭和59年)11月14日 3期
5 千葉榮 1984年(昭和59年)11月15日 1992年(平成4年)11月14日 3期
6 千葉莊 1992年(平成4年)11月15日 2005年(平成17年)9月19日 4期

公的機関

警察

岩手県警察

消防

両磐地区消防組合

  • 千厩消防署川崎分署

公共施設

1998年12月完成[8]の生涯学習ステーション(2024年4月)

主な施設を掲載。

図書館

  • 川崎村立図書館

公民館

  • 川崎村立川崎公民館(生涯学習ステーション)
  • 柳沢公民館

文化センター

  • 村民ホール(生涯学習ステーション内)

運動施設

  • 川崎スポーツステーション:川崎体育センター(アリーナ:1,020 m2)、川崎テニスコート、川崎運動広場(多目的グラウンド:13,354 m2

経済

第一次産業

町内に本社及び拠点事務所を置く主な企業

  • 門崎(外食)
  • 信原工業所

郵便

薄衣矢作郵便局(2024年4月)

郵便局

  • 薄衣郵便局(集配局)
  • 薄衣矢作郵便局
  • 門崎郵便局

教育

村内に高等学校は所在しない。最寄りの高校は岩手県立千厩高等学校(千厩町)。

高等学校

  • 岩手県立千厩高等学校薄衣分校(1964年、千厩高校へ統合)

中学校

  • 川崎村立川崎中学校

※以下は廃校

  • 川崎村立薄衣中学校(1962年、新設の川崎中学校へ統合)
  • 川崎村立門崎中学校(同上)

小学校

※以下は廃校

  • 川崎村立薄衣小学校柳沢分校(1967年、薄衣小学校へ統合)
  • 川崎村立薄衣小学校南分校(1976年、薄衣小学校へ統合)

保育園

  • 川崎村立川崎保育園
  • 川崎村立門崎保育園

※以下は廃園

  • 高成保育所(2004年、川崎保育園へ統合)

交通

鉄道

道路

名所・旧跡・観光

岩手県指定文化財

  • 最明寺石塔婆
  • 大乗寺のオシラサマ(有形民俗文化財)
  • 布佐神楽
  • 薄衣の笠マツ(天然記念物)

文化・名物

祭事・催事

  • ちゃっこい村のでっかい花火大会(かわさき夏まつり花火大会)
    毎年8月16日に北上川大橋付近の北上河畔で開催される花火大会。二尺玉や水中花火などが打ち上げれられる、東北有数の祭典である[9]。1962年(昭和37年)に始まった[10]
  • 浪分神社天王祭
  • Eボート大会 - 1995年(平成7年)に始まった[11]

名産・特産

出身著名人

脚注

注釈

  1. ^ 初代から5代目は『岩手県町村自治名鑑―創立55周年記念―[6]』、6代目は『岩手県町村自治名鑑―創立55周年記念―』および『広報いちのせき 2020年8月1日号[7]』を参考とした。

出典

  1. ^ 第3次川崎村村勢発展計画 第2章第1節 - ウェイバックマシン(2005年10月28日アーカイブ分)
  2. ^ 小林文夫 1990, p. 186.
  3. ^ a b c d e 小林文夫 1990, p. 246.
  4. ^ 小林文夫 1990, そで.
  5. ^ a b c 岩手県町村議会議長会 2004, p. 202.
  6. ^ 岩手県町村議会議長会 2004, p. 198.
  7. ^ 一関市役所市長公室広聴広報課(編)「春の叙勲」『広報いちのせき』第357号、一関市、2020年8月1日、10頁。 
  8. ^ プロダクト:一関市立川崎公民館(生涯学習ステーション)”. 関・空間設計. 2024年11月30日閲覧。
  9. ^ ちゃっこい村のでっかい花火”. 川崎村. 2005年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月10日閲覧。
  10. ^ a b いちのせき元気な地域づくり事業 I-Styleかわさき (PDF) (Report). 一関市川崎支所地域振興課. 2015.
  11. ^ Eボート - 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年10月30日アーカイブ分)
  12. ^ iな人 農家レストランや道の駅で懐かしい味を提供している 千葉秀子さん」(PDF)『広報いちのせき』第102号、一関市、2009年12月15日、1頁。 
  13. ^ a b c 観光情報 - 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年9月4日アーカイブ分)
  14. ^ かわさきおもてなしMAP”. 一関市観光協会川崎、一関市川崎支所産業経済課. 2024年11月30日閲覧。
  15. ^ #一関市 川崎町出身の俳優 #佐藤智広 さんがニューシングルを今日リリース!”. X. X Corp. (2023年2月22日). 2023年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月16日閲覧。

参考文献

  • 小林文夫 著、岩手県文化財愛護協会 編『岩手県市町村地域史シリーズ45 川崎村の歴史』熊谷印刷出版部、1990年11月1日。 NCID BN06141940 
  • 岩手県町村議会議長会 編『岩手県町村自治名鑑―創立55周年記念―』岩手県町村議会議長会、2004年11月1日。国立国会図書館書誌ID: 000007575591 

関連項目

外部リンク




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