川上発電所
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中津電気2番目の発電所は川上発電所である。発電所名は中部合同電気移管以降「高橋発電所」と称する。所在地は中津町大字中津川字高橋で、中津川上流部の右岸、川にかかる「川上橋」のやや下流側に位置した。 運転開始は1923年(大正12年)10月。発電所出力は510キロワットで、フォイト製フランシス水車・シーメンス製三相交流発電機(容量640キロボルトアンペア・周波数60ヘルツ)各1台を備える。1932年8月の水害では沢の崩落により発電所建屋と社宅が埋没する被害を受けた。大西発電所と同様に中部合同電気・中部配電を経て中部電力へと引き継がれたのち、1年遅れた1962年(昭和37年)3月に廃止された。
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川上発電所
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津電灯2番目の水力発電所は川上発電所である。所在地は名賀郡種生村大字川上(現・伊賀市川上、地図)。1920年(大正9年)4月1日起工ののち、1921年(大正10年)11月26日に竣工、1922年(大正11年)1月26日より発電を開始した。 淀川水系川上川に堰堤を築いて最大0.724立方メートル毎秒を取水し、川の左岸に沿った約1.8キロメートルの水路で78.3メートルの有効落差を得て発電する。このように取水は川上川からであるが、発電所建屋は川上川が合流する前深瀬川(木津川支流)右岸に立地する。発電設備はエッシャーウイス(スイス)製のフランシス水車および日立製作所製交流発電機であり、400キロワットの発電所出力を有する。箕曲発電所と同じく発生電力の周波数は50ヘルツであったが、1923年5月に60ヘルツへ改められている。 1937年(昭和12年)3月以降は「阿保(あお)発電所」と称する。合同電気、東邦電力、中部配電を経て1951年以降は中部電力の所属となっている。
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