峰の雪もち【ミネノユキモチ】(食用作物)
登録番号 | 第4230号 | |
登録年月日 | 1995年 1月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 峰の雪もち よみ:ミネノユキモチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小林陽 古賀義昭 内山田博士 三浦清之 清水博之 太田久稔 堀内久満 奥野員敏 藤田米一 石坂昇助 上原泰樹 中川原捷洋 山田利昭 渡辺進二 松本定夫 東正昭 堀末登 赤間芳洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「奥羽302 号」に「ヒメノモチ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(新潟県上越市)における成熟期は早生の早,稈長が極短で耐倒伏性が強い水稲,糯種である。 草型は偏穂重型,稈長は極短,稈の細太はやや太,剛柔は中,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白~黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形及び大小は中,精玄米千粒重はやや大,玄米の見かけの品質は上の下,光沢はやや良,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は早生の早,障害型耐冷性は中,穂発芽性はやや難,耐倒伏性は強,脱粒性は難,収量はやや多である。いもち病抵抗性遺伝子型はPiーaと推定される。 「ヒメノモチ」と比較して,稈長が短いこと,穂発芽性が難であること等で,「こがねもち」と比較して,稈長が短いこと,ふ先色が黄白~黄であること,出穂期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和53年に東北農業試験場(秋田県大曲市)において, 「奥羽 302号」に「ヒメノモチ」を交配し,54年に鹿児島県農業試験場(鹿児島県鹿児島市)に依頼して雑種第2代~3代の世代促進を行い,55からは北陸農業試験場(新潟県上越市)において,雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。57年から生産力検定試験,58年から特性検定試験,62年以降「北陸糯141 号」の系統名で奨励品種決定調査等の試験を行い,地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。平成3年は雑種第15代である。 |
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