岡村涙の苦情ゼロSP
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「めちゃ×2イケてるッ!の企画」の記事における「岡村涙の苦情ゼロSP」の解説
2010年2月27日放送。サブタイトルは「バラエティにも、沈まぬ太陽」。BPO放送倫理検証委員会による『最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見』(2009年11月27日決定・公表 )に掲載された本番組に関する視聴者からの苦情に対応すべく、岡村が自ら体を張って“安全な笑い”を追求した(苦情を受けたシチュエーションに改めて岡村が挑む)。 その姿にスタッフが完全密着し、「プロフェッショナル めちゃイケの流儀」(「プロフェッショナル 仕事の流儀」のパロディ)としてドキュメンタリー番組の如く伝えた。番組内では、岡村が「笑いの価値は人それぞれであって、一方から寄せられた批判によって全てを切り捨てる事はこれからもしない」と従来からの見解を述べたほか、本番組に対する真剣な取り組み姿勢について語った。番組終盤には“いじめを助長している”との批判に晒され、コーナー打ち切りに追い込まれた「七人のしりとり侍」についても触れられ、安全なテレビ番組制作を追求していく“超安心のテレビ宣言”で締めくくった。 「シミュレーション」の例 「フジTV警察24時 2008年夜の部」(2009年1月31日放送)にて、バナナマン日村に手錠をかけて熱湯へ落としたことへの苦情→「安全性を高めるため」として、寝袋にくるまった状態での熱湯落としを提案するが、誤ってうつぶせに落とされ溺れかける。 「2009年2月14日に放送された『人間チョコフォンデュ』の映像は見るに堪えなかった」という苦情→放送作家である世界のナベアツと街でネタを探しに行き、工事現場での生コンクリートを流す機構を発見し、岡村が「(これなら)食べ物じゃないから批判されないんじゃない?」と発言したところ、本当に生コンを浴びせられ、「生コンクリートフォンデュ」が成立する 「2008年夏に開催された『めちゃイケ海の家』の『武田サックスシャワー』はかわいそうだ」という批判→「批判されたからといって全てを取り下げるのは間違い」「萎縮してほしくない」との岡村の発言を曲解したADカマタが、岡村のスニーカーをシャワーに改造し、さらにガンマイク・カメラ・照明にもシャワーを仕込んだ上で岡村に一斉放水、仕舞いには関係のないスタッフもホースやバケツで放水。 番組最後には「食べ物やファッションに好き嫌いがあるように、これからもめちゃイケがTVを見える全ての人から愛されることはきっと永遠にありません」というナレーションが流れ、批判を恐れて萎縮してしまうTV業界の態度を批判する内容となっている。 この回の「提供クレジット」(「〜お送りします」の部分)がブラックバックでの紹介となった(『プロフェッショナル』の演出をパロディ)。 2010年3月1日、フジテレビが独自の番組指針『私たちのフジテレビバラエティ宣言』を発表。その中で「岡村涙の苦情ゼロSP」はフジテレビのバラエティ制作者を代表する形で、BPO意見書に対する思いを番組なりのやり方で表現したものであったとした。
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