山口県竹島古墳出土品
主名称: | 山口県竹島古墳出土品 |
指定番号: | 441 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1988.06.06(昭和63.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | |
員数: | 一括 |
時代区分: | 古墳 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 竹島古墳は徳山湾に浮かぶ小島の頂に所在した前方後円墳で、本遺品の一括は明治二十一年、その後円部に設けられた竪穴式石室から出土した。 副葬品の遺存状態は必ずしも良好ではないが、三角縁神獣鏡【さんかくぶちしんじゆうきよう】二面、神人車馬画像鏡【しんじんしやばがぞうきよう】一面と共に、刀剣類四口、銅鏃二六本、鉄斧・鉄鏃各一本など、古墳時代前期の組み合わせを良く伝えている。この中で、三角縁神獣鏡の一面は、細かく破損しているが、群馬県蟹沢【かにざわ】古墳出土鏡、兵庫県森尾【もりお】古墳出土鏡と同笵であるのみならず、僅かに残る銘文の中で、□(正)□(始)【せいし】の紀年銘が判読される。蟹沢古墳出土鏡では第一字、森尾古墳出土鏡ではその総てが欠けているなかで、本鏡の銘はこれらの欠を補い、かつ蟹沢古墳出土鏡の紀年号を結論づけた。古墳出土の紀年銘鏡の資料的な重要性をみるとき、その学術的価値には高いものがある。また「天王日月」銘で、獣文帯をもつもう一面の三角縁神獣鏡は、京都府椿井大塚山【つばいおおつかやま】古墳出土鏡の三面、神奈川県白山【はくさん】古墳出土鏡、福岡県神蔵【かみくら】古墳出土鏡の合計五面との同笵関係が知られている。神人車馬画像鏡も、「劉氏作」の銘を持ち、大分県鑑堂【かがみどう】古墳出土鏡、奈良県天神山【てんじんやま】古墳出土鏡等にみられる以外、類例の少ないものである。 |
重要文化財のほかの用語一覧
考古資料: | 対馬シゲノダン遺跡出土品 尖頭状石器 尾張東之宮古墳出土品 山口県竹島古墳出土品 山城国久世郡久津川車塚古墳出土鏡 山城国花背別所経塚群出土品 山形県押出遺跡出土品 |
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