小説西遊記とは? わかりやすく解説

小説西遊記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 02:55 UTC 版)

鉄扇公主」の記事における「小説西遊記」の解説

火焔山より西南に千四五百里もの先にある翠雲山芭蕉洞に住み火焔山燃え盛る炎を消すことが出来秘宝芭蕉扇を持つ地仙羅刹女鉄扇公主とも呼ばれている。羅刹女牛魔王の妻であるが、牛魔王愛人玉面公主正体玉面)を作って芭蕉洞へ帰って来ないため不機嫌募らせていたところに孫悟空芭蕉洞を訪ね火焔山の炎を消すために芭蕉扇借りたい頼み込む。ところが鉄扇公主にとって孫悟空息子である紅孩児の仇であるため、彼女は烈火の如く怒り狂って追い返そうと二振り青峰宝剣をもって襲い掛かる2人夕刻まで一騎討ち続けるも、形勢不利と見た鉄扇公主芭蕉扇悟空をあおぎ吹き飛ばしてしまう。 悟空一晩かかって吹き飛ばされた先は、かつて黄風大王の件で世話になった霊吉菩薩の住む小須弥山であった悟空から事情聞いた霊吉菩薩風鎮めの秘薬「定風丹」を彼に与える。再び芭蕉に取って返した悟空昨日同じよう鉄扇公主呼び出し両者は再び一騎討ち始める。やがてひるんだ彼女は芭蕉扇悟空をあおぐが、少しも飛ばされる気配が無い。せせら笑う悟空を気味悪がった公主芭蕉洞に逃げ帰り堅く扉を閉めてしまった。疲れて喉に渇き覚えた彼女は、侍女命じて持ってこさせる。ところが、孫悟空が1匹の化けてお茶飛び込みそうとは知らずお茶飲んだ鉄扇公主胃の中で暴れ回ったため鉄扇公主腹痛苦しみ遂にたまりかねて孫悟空芭蕉扇を渡すと約束するが、その芭蕉扇偽物であった。 さっそく悟空はそれを持って火焔山に向かうが、偽物であったため逆に火の勢い強まり全身に炎を浴び両股の毛まで焦げてしまう。ほうほうの態で引き返してきた彼の前に火焔山土地神現れ公主の夫の牛魔王に頼むよう勧める。しかし悟空牛魔王訪ねる途中玉面公主と偶然いざこざ起こしてしまった為、「俺の妻や妾に無礼を働くとは」と牛魔王とも交渉決裂となってしまった。この後、彼らの間で芭蕉扇めぐって化けくらべや騙しあいなど、数々戦い駆け引き繰り広げられる。 やがて哪吒太子たち天将の加勢もあって牛魔王捕らえられたので、鉄扇公主観念して悟空本物芭蕉扇渡し、自らも正しい道に入るべく修行を積むために地上去った

※この「小説西遊記」の解説は、「鉄扇公主」の解説の一部です。
「小説西遊記」を含む「鉄扇公主」の記事については、「鉄扇公主」の概要を参照ください。

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