容量増大への模索とは? わかりやすく解説

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容量増大への模索

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:44 UTC 版)

デジタルオーディオプレーヤー」の記事における「容量増大への模索」の解説

2000年代入り国内パソコンメーカーが発売するパソコン多くCD-RWドライブ標準搭載されるようになりCD-Rレコーダー普及すると、これにMP3ファイル焼きつけプレーヤー再生する製品発売される様になった。当時フラッシュメモリMP3プレーヤー製品は、内蔵メモリー容量として64MB~128MBの物が多く、また外部インターフェースを持つ製品では、当時の低容量かつ高価なメモリーカード買い足す事で増量が可能という製品多かった。したがって安価なCD-Rメディアで640MB~700MBという容量概ね十時間超の音楽録音できる計算となり、フラッシュメモリ製品に対して十分なアドバンテージ持っていた。メディアサイズによってプレーヤー大きさ決められしまうため、フラッシュメモリ製品のような小型化省電力化はできないが、大容量携帯CDプレーヤーとしても使用できる点をアピールして、I・OデータケンウッドアイワRioなど、各社から製品発売され、のちにパナソニックソニーなどポータブルオーディオの大所からも発売された。 MP3プレーヤーストレージハードディスクドライブ(HDD)を用い試みは、早くも1999年には製品化こぎつけられている。Remote Solutions社のThe Personal Jukebox (PJB-100)は、ノートPC用の2.5インチHDD搭載したMP3プレーヤーで、容量は4.8GBだった。2000年5月には韓国のHanGo Electronics社から4.8GBのHDD搭載したPersonal JukeBox発売され同年10月にはCreative Labs社から6GBのHDD搭載したNOMAD Jukebox発売された。NOMAD Jukebox携帯CDプレーヤー大で、それらをもっと厚くたような外観をしていた。 これらの製品MP3プレーヤーとしてメガバイトからの脱却達成した画期的な製品である。ただし、大きく重いうえ、動作中はHDDからの震動身体伝わってくる重厚な製品で、基本的に持ち運び可能な据え置きMP3プレーヤーというべき製品だった。 これらのアプローチフラッシュメモリプレーヤー駆逐するまでにはいたらず、各製品それぞれ並存することになる。なお、フラッシュメモリプレーヤー中にはメモリーカード用いて容量増大可能なモデル存在したまた、こうした容量拡大策の弊害として、一部プレイヤー本体解体して内蔵記憶媒体取り出す行為見受けられた。特に2004年発売されNOMAD MuVo2では、当時6~7万円上していた4GBのマイクロドライブ搭載しながら実売価格2万円台後半であり、デジタルカメラ等への流用目的本機解体してマイクロドライブ取り出し残った外装部分オークション等で転売するケース見られた。

※この「容量増大への模索」の解説は、「デジタルオーディオプレーヤー」の解説の一部です。
「容量増大への模索」を含む「デジタルオーディオプレーヤー」の記事については、「デジタルオーディオプレーヤー」の概要を参照ください。

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