害虫と害菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:18 UTC 版)
感染源は、人、加湿用の水の汚染、滅菌失敗、種菌の汚染、虫の侵入など理由はさまざまで、虫は基材に直接の影響を与えるだけでなく、同時に持ち込むいろいろな菌により「菌糸体」「子実体」にも影響を与える。定温高湿環境は、有害菌にとっても最適の環境であり影響を極力排除するために、純粋培養的な手法が必要になり、実験室で行われるカビや細菌類の増殖実験にも似た環境で、培地を高温滅菌し種付けを行い育成する方法が考え出された。菌床栽培では薬剤(農薬)を用いた害虫と害菌の駆除は認められていない。滅菌された育成室では害菌が発生すると、急速に増殖する。日常の観察と管理が大事で、害菌の発生を認めた場合、問題となる菌床を直ちに育成室から出し、感染拡大しないようにする。同時に原因を突き止め適切な処置を行う、対処が遅れると 全滅する場合もある。 栽培方法によらず、キノコ栽培に悪影響を与える主な生物。(植物類は除外) 「基材」に影響する、 昆虫類や甲虫類、ハエ、シロアリ、アリ、カミキリムシ、クワガタムシ(これを逆手に取り、クワガタムシの幼虫(特にオオクワガタ)を大きく育てる方法として菌糸ビン飼育が流行している)など。 「菌糸体」「子実体」に影響する、 菌類 Verticillium 属、トリコデルマ( Trichoderma 属)、アオカビ( Penicillium 属)、クモノスカビ(Rhizopus 属)、Neurospora 属、ボタンタケ類、コウヤクタケ類、 バクテリア類、バシラス属( Bacillus 属) 虫(動物)類、 ナメクジ、カタツムリ、ハサミムシ、キノコムシ類、ダニ
※この「害虫と害菌」の解説は、「菌床栽培」の解説の一部です。
「害虫と害菌」を含む「菌床栽培」の記事については、「菌床栽培」の概要を参照ください。
害虫と害菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 16:08 UTC 版)
自然の中で育てるため、全ての状態において害虫と害菌は多い。しかし、菌床栽培のような純粋培養的方法ではないので、害菌が発生しても急激に拡大することはない。乾燥すると、害菌が増殖し易くなるので湿度管理は重要。 栽培方法によらず、キノコ栽培に悪影響を与える主な生物。(植物類は除外) 「基材」に影響する。 昆虫類や甲虫類、ハエ、シロアリ、アリ、カミキリムシ、クワガタムシ(これを逆手に取り、クワガタムシの産卵用にシイタケなどのホダ木の古くなったものが使われる。また、昆虫マットなどの昆虫用品は殆どシイタケなどの廃原木が流用されている)など。カミキリムシは直ちに捕殺。 「菌糸体」「子実体」に影響する。 菌類 Verticillium 属、トリコデルマ( Trichoderma 属)、アオカビ( Penicillium 属)、クモノスカビ(Rhizopus 属)、Neurospora 属、ボタンタケ類、コウヤクタケ類、ゴムタケ類、ズキンタケ類。 バクテリア類、バシラス属( Bacillus 属) 虫(動物)類、 ナメクジ、カタツムリ、ハサミムシ、キノコムシ類、ダニ、キノコバエ
※この「害虫と害菌」の解説は、「原木栽培」の解説の一部です。
「害虫と害菌」を含む「原木栽培」の記事については、「原木栽培」の概要を参照ください。
- 害虫と害菌のページへのリンク