害虫または嫌悪・侮蔑の対象として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 22:29 UTC 版)
「蛆」の記事における「害虫または嫌悪・侮蔑の対象として」の解説
生ごみや死体、糞便に大量に発生するため、大多数の人間は蛆に対して強い嫌悪感を覚える。蛆のお陰で糞便や死体が処理されることは理解できたとしても、容認し難い不気味さを覚える人間は少なくない。そのような汚物や不潔にしているものが発生源とされるため、成虫のハエもろとも衛生害虫として認知されている。 このため、生ごみ処理においては密閉などによりハエ成虫の侵入を防ぎ、蛆の発生を予防するよう地方自治体などから注意喚起が行われる。また、いわゆる特殊清掃や、ペットの多頭飼育崩壊の後始末においても蛆の駆除が作業の一工程となっている。 蛆、あるいは蛆虫という言葉は不潔、醜穢で価値の低いもの、汚れたものの比喩でも使われる。「男やもめに蛆が湧き、女やもめに花が咲く」という諺もある。 他人に対して使われた場合には強い侮蔑感を与える。稀に、どこからともなく湧いてくるものの意味として使われることもある。英語においては、スラング、特に軍隊用語として「蛆虫野郎(Maggots)」という表現で罵りに使われることがある。
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