宮地嶽古墳
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本殿の裏手100mほどの所に宮地嶽古墳(宮地岳とも)があり、国の史跡に指定されている。奥の宮、古くは岩屋または不動窟とも呼ばれてきた。六世紀末から7世紀前半に造られた直径約30mの円墳で、内部に巨岩で造られた横穴式石室がある。石室の全長は23m、高さ、幅ともに5m余りあり、全長では日本で2番目に長い。副葬品として馬具、太刀、ガラス玉など、およそ300点が発見されが、その豪華さ貴重さから「地下の正倉院」とよばれている。そのうち十数点が国宝に指定され、九州国立博物館に寄託されている。被葬者は天武天皇第一皇子である高市皇子を生んだ尼子娘の父である胸形君徳善(むなかたのきみとくぜん)とする説がある。
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宮地嶽古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 06:35 UTC 版)
円墳で本来の径は35メートルと推定され、現状は南北27メートル、東西34メートルとなっている。横穴式石室は長さ23メートルで、石室の奥に横口式石槨を設ける。金銅製の馬具類、金銅装の大刀、ガラス玉、ガラス板などの出土品は一括して国宝に指定されている。 出土品の国宝指定名称は以下のとおり。 金銅鞍金具残欠 1背 前後両橋(りょうぼね)覆輪、海磯金具鞖(しおで)等 金銅壺鐙(つぼあぶみ) 1双 金銅鏡板付轡(くつわ) 1箇分 金銅杏葉残欠 2枚分 銅鎖 1連 金銅装頭椎大刀(かぶつちのたち)残欠(大形) 1口分 柄頭、鐔、刀身断片、鞘金具等 金銅装頭椎大刀残欠 1口分 柄頭、鎺、刀身断片等 金銅透彫冠残欠 一括 金環 1箇 緑瑠璃丸玉 1連 緑瑠璃丸玉 一括 蓋付銅鋺 1口 銅盤残欠 1枚分 土師器盌1口 長方形緑瑠璃板残欠 3枚分 緑瑠璃板断片 一括 附:各種金具等残片 一括
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