入内とは? わかりやすく解説

じゅ‐だい【入内】

読み方:じゅだい

[名](スル)皇后中宮女御になる人が、儀礼整えて正式に内裏に入ること。


にゅう‐ない〔ニフ‐〕【入内】

読み方:にゅうない

律令位階制で、外位(げい)から内位に進むこと。外従五位下から従五位下になるなどの例。

じゅだい(入内)


入内

読み方:ジュダイ(judai)

后妃正式に内裏参入すること。


入内

読み方:ニュウナイ(nyuunai)

所在 青森県青森市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

入内

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 15:41 UTC 版)

藤原多子」の記事における「入内」の解説

久安6年1150年正月4日近衛天皇摂関家本邸東三条殿元服の式を挙げ藤原忠通加冠役、頼長が理髪役を務めた同月10日多子は入内、19日女御となる。近衛天皇12歳多子11歳だった。しかし、2月になると藤原伊通の娘・呈子20歳)が入内するという風聞立った驚いた頼長はただちに法皇多子立后求めるが、明確な返答得られなかった。忠通は呈子養女迎えると、法皇に「摂関以外の者の娘は立后できない」と奏上した。忠通は頼長を養子にしていたが、実子・基実が生まれたことで摂関地位を自らの子孫に継承させよう考えていた。頼長は宇治にいる実父忠実に助け求め上洛した忠実鳥羽法皇に対して藤原道長の娘・上東門院や非執政者の娘(藤原師輔の娘・安子藤原師実養女・賢子)が立后した例を示し、頼長には近衛天皇の母・美福門院に書を送って嘆願することを命じた。頼長は諸大夫出身美福門院日頃から見下していたので躊躇するが、忠実は「已に国母たり」と説得した(『台記』)。 呈子従三位叙されて入内が間近に迫ると、頼長は「もし呈子多子より先に立后したら自分遁世する」と言い出し忠実粘り強く法皇立后奏請したことで、3月14日多子皇后となった皇后宮大夫には実父・公能、大夫には頼長の子・藤原兼長就任した多子後を追うように、4月21日呈子も入内して、6月22日立后中宮となる。この事件により、忠通と頼長の関係は修復不可となった美福門院呈子早期出産期待していた。仁平2年1152年)に呈子懐妊兆候見せるが、周囲期待促され想像妊娠であったらしく空騒ぎ終わってしまう。

※この「入内」の解説は、「藤原多子」の解説の一部です。
「入内」を含む「藤原多子」の記事については、「藤原多子」の概要を参照ください。

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