横口式石槨
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横口式石槨(よこぐちしきせっかく)とは、後期~終末期の古墳にみられる横穴式墓制の一つである。石棺式石室とも言う。
- 1 横口式石槨とは
- 2 横口式石槨の概要
- 3 関連項目
横口式石槨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 20:55 UTC 版)
主体部の横口式石槨は長さ2.7m、幅1.6m、高さ1.6mで、1つの直方体の巨大な二上山産の白色凝灰岩を刳り抜いて造っている。南に大きな開口部があり、内部の奥行きは2.13m、幅は入口が最も狭くて0.87m、奥壁は広がって1.17m、高さは0.63mある。石槨の外形は南北に長い箱形で、天井部の四辺を斜めに削って屋根形としていて、上面の平坦な天井部分は長さ2.14m、幅0.96mある。全体の外形は家形石棺に近いが、縄掛突起などの形跡はない。この石槨は地山の上に直接に置かれたのではなく、長さ1.7m、幅1m、厚さ30cmの板石を三枚敷き並べそれを台座にして据付けられている。さらに、南側を除く東・北・西の三側面には石英安山岩の自然石からなる大型の塊石を積み上げて護石としていることが判明した。これらの側壁に用いられた塊石の大きさは大小不ぞろいであるが、最も大きいものは一辺で0.9mある。 石槨内部
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