実機の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:02 UTC 版)
「エアバス A400M」の記事における「実機の開発」の解説
作業分担箇所の調整や各国の所要機体数の見直し、機体の要求性能の変更・調整が行われ、1996年5月に実機の開発が開始された。事業は予算上の問題を抱えて開発は遅延した。2000年5月、イギリス空軍が正式発注を行い、これに続いて加盟各国が発注した。 2001年10月にイタリアが、2003年初頭にはポルトガルがプログラムから脱退した。 2003年5月23日に加盟各国が購入計画に関しての話し合いを行い、5月30日に合計180機となる購入計画数の確定と正式な生産段階へと本プログラムが進められることが発表された イタリアは国防費削減により計画から撤退、イギリス空軍はアメリカからC-17をリースし、後に5機の購入を決定するなどで、調達機数は欧州各国で180機に修正された。欧州以外ではマレーシアが4機の購入を決定しており、カナダ軍、ニュージーランド空軍も調達を検討している。南アフリカは8機、チリは3機購入する予定であったが、引き渡しが2018年から2022年と遅く、コストがかかりすぎ性能も過剰である等の理由を挙げて、それぞれキャンセルしている。2014年トルコは技術的障害を理由に改善するまで受け取りを拒否していた。 各国はOCCAR(共同兵器調達機構)を通じて購入することになった。 各国の購入計画数 発注日発注した国機数受領数受領年2003年5月27日 ドイツ 60→53 35 2014年- フランス 50 18 2013年- スペイン 27 11 2016年- イギリス 25→22 20 2014年- トルコ 10 9 2014年- ベルギー 7 2 2020年- ルクセンブルク 1 1 2020年 2005年12月8日 マレーシア 4 4 2015年-2017年 2021年9月1日 カザフスタン 2 0 2024年 2021年11月18日 インドネシア 2 0 未定 合計:17895
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