実機としてのアルファ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 18:50 UTC 版)
「アルファロケット」の記事における「実機としてのアルファ」の解説
国際地球観測年(IGY)の間に有意な観測を行うことが可能な観測ロケットを打ち上げるためには、開発計画を加速する必要があった。この為、地上発射式観測ロケットは、ベビーロケットの後継としてカッパロケットを開発することになった。しかし、アルファロケットのモータは既に完成しており、地上燃焼試験まで行われていた。その頃、地上発射式観測ロケットと並行して気球発射式観測ロケット(ロックーン)の開発も進められており、ベビーロケットを用いた飛翔実験が既に行われていた。ロックーンでは気球によって持ち上げることができる重量に制約があり、この為にアルファロケットがベビーロケットの後継として用いられることになる。ロックーンとしては1957年4月末に2機が飛翔した。質量比の悪さなどから、以後の計画はシグマロケットに引き継がれた。
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