宇都宮氏庶流とは? わかりやすく解説

宇都宮氏庶流(豊前、筑後、伊予、美濃)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 14:26 UTC 版)

宇都宮氏」の記事における「宇都宮氏庶流(豊前筑後伊予美濃)」の解説

宇都宮庶流としては藤原宗円次子である中原宗房豊前国仲津郡城井郷に地頭職として赴任したことが豊前宇都宮氏始まりといわれるその子宇都宮信房豊前守任じられ九州豊前国下り一時期築城郡本城城を拠点として、宇佐、筑城、下毛、仲津、田川など各郡に庶家配しその子宇都宮景房は九州平定の功により、景房の子宇都宮信景は源頼朝から、幕府評定衆九州奉行任じられ九州武士統括したこともあった。豊前宇都宮氏7代宇都宮冬綱城井冬綱)が城井氏の祖となる。 また宇都宮庶流としては、筑後国勢威張った筑後宇都宮氏知られる宇都宮氏第8代宇都宮朝綱初代とすれば6代当主宇都宮貞綱元寇時に討伐総大将とともに九州同行し筑後国山門郡大木拠点とした貞綱の弟である宇都宮泰宗の子孫が直接始祖である。すなわち、泰宗の子宇都宮貞泰は、南北朝時代四国伊予国勢力保ち南朝懐良親王と共に城井氏拠点豊前国仲津に移ったが、北朝方の豊前宇都宮氏に対して南朝方で肥後国八代移った宇都宮貞泰次男宇都宮貞久始まりとされる。この貞久の孫の宇都宮久憲筑後十五城筆頭宇都宮氏蒲池氏の祖となる。 また、四国伊予国伊予宇都宮氏伊予守任じられ宇都宮豊房始祖である。豊房豊前宇都宮氏7代となった宇都宮冬綱城井冬綱)の弟であったちなみに、冬綱は宇都宮氏第9代当主宇都宮公綱の弟である。豊房には子がなく、宇都宮貞泰の四男の宇都宮宗泰が継ぐ。 近年、その存在指摘されているのは美濃国拠点とした美濃宇都宮氏である。同家美濃守であった宇都宮氏6代宇都宮朝綱初代とすれば4代宇都宮泰綱の子宇都宮盛綱の子孫と伝えられて、美濃南宮大社社家である宇都宮氏同氏末裔であるとする伝承がある。同氏詳細な系譜不明となっているが、足利義尚仕えた奉公衆中に美濃国本拠とする宇都宮親綱・宗綱(後に藤綱改名父子存在したことが知られている。なお、市村高男奉公衆美濃宇都宮氏宇都宮貞泰の兄・宇都宮貞宗系統であったとする説を採っている。

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