学部・学科再編および大学院設置構想
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「長野大学」の記事における「学部・学科再編および大学院設置構想」の解説
公立化後の2018年度に取りまとめられた大学改革に向けた中期計画に学部・学科再編と理工系学部および大学院設置構想が盛り込まれていたが、2019年2月25日、白井汪芳理事長は上田市議会全員協議会において大学院2研究科5専攻、大学4学部7学科を設置・再編する案を説明した。内容は以下の通り。 2021年を目途に社会福祉学部に大学院(社会福祉学専攻(博士前期課程5人、博士後期課程3人)、発達支援学専攻(博士前期課程5人)、福祉心理学専攻(博士前期課程5人)を設置。 社会福祉学部を総合福祉学部(仮称)に改称、学科を社会福祉学科、発達支援学科、福祉心理学科に改組。 環境ツーリズム学部を地域資源創造学部(仮称)に改称、学科を社会資源創造学科、環境資源創造系学科に改組。 企業情報学部も学部名を改称し、経営系学科と情報工学・デザイン工学系学科に改組。 情報工学・デザイン工学系学科と環境資源創造系学科を合わせて理工系学部に再編し、同学部にも大学院を設置。 上田市が取得方針を示している国立研究開発法人水産研究・教育機構増養殖研究所上田庁舎(旧中央水産研究所内水面研究部上田庁舎。上田市小牧字大田切1088番1、敷地2万4000㎡、研究所誘致の際に土地を上田市が国に寄付した。2019年3月閉庁)を小牧キャンパス兼千曲川流域環境・水産研究所(淡水生物学研究所)として大学に組み入れ、環境資源創造系学科の研究基盤とし、文部科学省の共同利用・共同研究拠点に申請。他大学、水産庁、水産研究・教育機構、長野県水産試験場、漁業協同組合、企業などとの連携を図る。 学部学科改組および大学院設置に際して当面追加の施設は建設しないが、同研究所上田庁舎の施設の維持に年600万円と新たな職員配置が必要になる。 上記について大学側は実現のため市議会に協力を求めた。今後更に大学側の考えを聴取しながら、市議会において検討、審議される。2019年4月、上田市小牧に「千曲川流域環境・水産研究所(仮称)」開設準備室を設置した(同年、「淡水生物学研究所」(仮称)に改称)。同年10月3日にはメルシャン株式会社と包括連携協定を締結。長野県内には理工系学部が少ないことから、公立化に際して本学への理工系学部設置要望があったといい、同年9月21日に上田市丸子地域内に開設された同社の「シャトー・メルシャン 椀子(まりこ)ワイナリー」にて共同研究開発を行い、構想中の理工系学部の教育・人材育成における連携を目指すという。2020年、文部科学省に大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻(博士前期課程5人、博士後期課程3人)、発達支援学専攻(修士課程5人)の設置認可申請を行い、同年4月8日、文部科学大臣から大学設置・学校法人審議会へ諮問された。同年10月22日、大学設置・学校法人審議会より文部科学大臣に対し設置を「可」とする答申があり、同月23日、文部科学大臣より設置認可。2021年4月1日、大学院総合福祉学研究科社会福祉学専攻(博士前期課程5人、博士後期課程3人)、発達支援学専攻(修士課程5人)を開設。また同日、淡水生物学研究所を開設した。
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