娯楽設備や公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 05:22 UTC 版)
「クイーンズブリッジ団地」の記事における「娯楽設備や公園」の解説
1937年のワンガー法を受け、住宅市場の中から自力で物件を購入、あるいは賃貸できる中流階級世帯にとって、魅力的ではない公営住宅の建設のみ、議会は予算を許可することになった。しかし最初の建設計画では、クイーンズブリッジ団地には、ショッピングセンター、託児所、6つの広場などの施設建設案が盛り込まれていた。1950年代のも、3箇所の保育室、図書館、講堂を持つ地域会館、下の階にローラスケート場やスタジオ設備、上の階に保育室の子どもたちが昼食を取る食堂設備の整った2階建ての体育館があった。体育館のスタジオでは、タップダンス、バレエ、芸術活動、ビリヤード、卓球などを行ったり、音楽を聞いたり歌を歌ったりすることもできた。さらにボーイスカウトやガールスカウトの活動場としても利用されていた。アフリカ系アメリカ人たちは、夏には、ショッピングセンターの広場で開かれるコンサートを楽しみ、フレッシュ・エア基金が、経済的に恵まれない子どもたちをピークスキル山へと引率し、犯罪が横行し、塵に塗れた街から解放するための支援を行った。団地の建物は小道や芝生などで分けられている。団地内には、バスケットボール場もいくつか設けられており、ベンチが配置された広場もある。バーノンブルバードを越えれば、そこには大きな野球場、ジョギング場、ピクニックのできる芝生広場などがあるクイーンズブリッジ公園がある。その公園は、クイーンズブリッジのリトルリーグの本拠地であり、団地の居住者たちの憩い場となっている。さらにクイーンズブリッジ公園は、夏に開催される数多くのコンサート会場となっており、R&Bからラテン音楽まで、幅広いベントが開かれている。1950年代~1970年代まで、クイーンズブリッジ公園は、その横を流れるイースト川に肖って「リバーサイド公園」と呼ばれていた。またクイーンズボロのすぐ下には、小さな「ベイビー公園」がある。しかしこの公園は、2007年まで行われる端の修復工事の影響で閉園し、その代わりにクイーンズブリッジの中の40番と41番アヴェニューの間に、同じ年代を対象とした遊び場が設けられた。
※この「娯楽設備や公園」の解説は、「クイーンズブリッジ団地」の解説の一部です。
「娯楽設備や公園」を含む「クイーンズブリッジ団地」の記事については、「クイーンズブリッジ団地」の概要を参照ください。
- 娯楽設備や公園のページへのリンク