始末書の書き方まとめ
始末書とは
始末書とは、会社の従業員が事件、あるいは事故を起こし、会社に迷惑を掛けた時に提出する文書のことである。始末書には、事件、事故の経緯を書き、会社に対する反省の意思を表明する。始末書は速やかに提出することが肝要であるが、上司や総務部などと相談した上で提出するとよい。始末書と顛末書の違い
始末書は、懲戒や訓告、戒告の処分に相当する事件、事故を起こしたことによる反省文の意味合いが強い。一方顛末書は、物事の一部始終を書いた文書であり、反省や謝罪の言葉は添えない。例えば、自分の座席の椅子を壊してしまった時や、会社支給のノートパソコンを紛失してしまった時などに顛末書を提出する。始末書の書き方
- 日付
右寄せで記入する。始末書を提出した日付を記入する。西暦でも元号でも構わない。 - 差出人名
右寄せで記入する。所属している部署名と差出人の名前を記入し、押印する。 - 宛名
左寄せで記入する。宛名は、社長、あるいは部署長であることが多い。わからない時は上司か総務部などに聞くとよい。
(例)〇〇〇株式会社 代表取締役 〇〇〇様 - 表題
表題は「始末書」とする。一回り大きい文字で、中央に書く。 - 本文
始末書では、「拝啓~敬具」や時候の挨拶は不要で、本文から書き始める。
始末書の構成は、事実証明と謝罪文の2段落が一般的である。事実証明は、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)の6つの要素について、偽りなく、整理して書くとよい。また、言い訳などはせずに謝罪に徹することが大切である。
文末は、同じ過ちを犯さないことを表明し、謝罪する。
(例)今後はこのような事故を起こさないよう細心の注意を払う所存です。二度とこのようなことを起こさないことをお約束し、その証しとして始末書を提出いたします。誠に申訳ございませんでした。
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