女囚編(単行本10~17巻)
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「監獄学園」の記事における「女囚編(単行本10~17巻)」の解説
収監された裏生徒会は表生徒会により厳しい刑務作業を命じられる。ケイトの策略で看守にはアンドレとガクトが任命され、また表生徒会副会長・別当リサの圧力、さらに積極的な裏生徒会メンバーの切り崩しにより、刑務作業に耐えられなくなった緑川花が裏生徒会から離反、さらに芽衣子は表生徒会の仕組んだ罠による精神的ショックから子供時代の気弱で弱虫な性格に退行するなど、各面々が追い詰められていく。表生徒会の不正を疑った千代に助けを求められ、証拠を掴むためにキヨシは生徒会室に忍び込むが、リサに捕らえられ囚人として再び収監させられる。 唯一毅然として刑期を勤めていた万里であったが、ケイトの巧妙な罠によって、人命救助の結果としてスキャンダル(ウロボロス事件、後述)を起こしてしまう。その一部始終を映像として記録され、裏生徒会長としての立場を追い詰められた万里はキヨシと組み脱獄を計画する。芽衣子が幼児退行したショックにより廃人同様になったアンドレはリサから救いの手を差し伸べられるものの、さらに容態を悪化させる。完全に廃人化したアンドレの寄行で脱獄計画が漏れ、ケイトらに問い詰められると、万里は脱獄を宣言してしまう。 信念のもと再び一丸となった男子たちの協力も得て脱獄を計画する万里であったが、様々な手段で表生徒会に妨害される。一方、脱獄計画を経て親密になったキヨシと万里の姿を見た妹の千代は複雑な感情を抱いていた。その後、友人のマユミを救うため結果的に上級生3人に怪我を負わせてしまい、その罪で芽衣子の釈放の代わりに千代が投獄させられてしまう。 収監中も千代はキヨシと万里の関係に悩むが、キヨシと万里による説得の甲斐もあり、誤解は解け安堵し出獄した。だが万里の脱獄を恐れるケイトは、その手足となる可能性の高い男子4人や千代を自室に軟禁、さらに表生徒会の見習いとなった緑川花の内通を疑い、裏生徒会の仲をさらに悪化させようと画策する。 監獄内でのキヨシの活躍や監獄外での男子たち協力者の活躍もあり、脱獄計画は遂に実行段階に移る。しかし軟禁中であるはずの男子たちの脱獄計画加担が発覚し、リサに問い詰められる一方で、監獄内でも偶然が重なり表生徒会書記・横山みつ子によって用意していた脱獄道具が発見されてしまう。だが脱獄失敗を確信したケイトに対し、万里は堂々と脱獄成功を宣言する。
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