奈良PE1号【ナラPE1ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第13862号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | エリンギ | |
登録品種の名称及びその読み | 奈良PE1号 よみ:ナラPE1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 奈良県 | |
品種登録者の住所 | 奈良県奈良市登大路町 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小畠靖 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の菌株どうしを交配して育成されたもので、菌さんが平形、大きさは極大、菌柄の形が太長の施設栽培向きの品種である。菌糸密度は中、菌叢表面の色は白色、菌糸生長最適温度はやや高である。菌さんの形は平形、紋様は筋状、表面の突起は無、大きさは極大、中心部の色は淡黄白色、厚さはやや厚、肉質はやや軟である。子実層たくの菌柄への付き方はやや強、幅はやや広、色は淡灰黄色である。菌柄の形は太長、長さはやや長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さは太、色は黄白色、肉質は硬である。子実体の発生型は単生、有効茎数はやや少、発生最盛期までの期間及び菌かき後発生までの期間は中、生育最適温度はやや低、収量性は多である。「ドイツ産菌株」と比較して、菌柄の形が太長であること、菌柄が太いこと等で、「KX-EG9」と比較して、菌柄が太いこと等で区別性が認められる。なお、「ドイツ産菌株」及び「KX-EG9」との対峙培養において嫌触反応を示す。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成12年に奈良県森林技術センター(高市郡高取町)において、出願者所有のドイツ産菌株とロシア産菌株交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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