奈子の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 04:36 UTC 版)
吉岡健太(よしおか けんた) 奈子の弟。『紅茶王子』では幼児で時折アールグレイにより奈子の代理で子守されていたが、特にアッサムとは気が合い遊んで貰ったため、彼に一番懐いていた。しかし、彼が人間になることでアッサムの記憶を失い、大学で姉と知り合い結婚した義兄アッシャーがアッサムだとは知らない。元から熟知していたアッサムを除き、姉・奈子と共に突き抜けるかのような激マズのアールグレイの料理の不味さの犠牲となり、その後は彼が料理を作ると言いかけただけで悲鳴を上げ逃げ回るようになった。 新シリーズ『桜の花の紅茶王子』に16歳の少年に成長して登場。吉乃の親友・奈緒と同じ学校・同じクラスだが、奈子に茶葉の仕入れに駆り出されて入学式を欠席して3日目に登校したため、奈緒も自身も同級生だとはお互いに知らなかった。吉乃や奈緒らと出会った春休みの際、植木屋のバイトをしていた。他にも普段からバイトに励んでいる。 『桜の花の紅茶王子』コミックス第1巻に収録されたスペシャルショートで、奈子の願いを全部叶えて帰還したアールグレイにティーバッグ・チャイの淹れ方を教わった。アールグレイと別れて数日泣き続ける姉の姿に心を痛め、次第に惹かれてゆくサクラと吉乃を案じている。アッサムが人間になったことで紅茶王子だった彼の記憶を失っているが、それでも彼に対する思いは心に深く刻まれて紅茶はアッサムティーを好んで飲んでいる。吉乃に想いを寄せており、サクラが帰った後の吉乃の力になりたいと思っている。 吉岡健児(よしおか けんじ) 声 - 井上和彦 / 浜田賢二 奈子の父親。奈子が中2の時に事故死しており、ダージリンの主人だった。娘を「たぁこ」と呼んでいた。 吉岡粧子(よしおか しょうこ) 声 - 小林沙苗 奈子と健太の母親。料理研究家。TVに出演することもあるため、TV局に顔が利く。夫が事故死した時、第2子の健太を妊娠していることがわかり周囲は余計な苦労が増えるからと堕胎を進めたが、その反対を押し切って健太を産んだ女性。 久木怜一(ひさぎ れいいち) 奈子とアッサムが経営を継ぐ前に店を受け持っていた青年。本物の「怜一」は奈子の父・健児の父の愛人の子で異母弟だが、母親による無理心中で殺されてしまった。奈子らの前に現れたのは、健児に召喚されたアッサムの実父ダージリンだった。 「#ダージリン」の項を参照。 アッシャー・A/L・ゴパルダラ 奈子の夫。彼女との間に娘・杏梨を設ける。アッサムの元紅茶王子で、紅茶王子2人を実父と養父に、人間の女性を母に持つハーフ。人間名は「ゴパルダーラの子アッシャー(アッサム)」という意味である。 「#アッサム」の項を参照。 吉岡杏梨(よしおか あんり) 奈子とアッシャー(アッサム)の娘。誕生日は9月7日、B型。純血の紅茶王子を祖父とし、紅茶王子と人間のハーフである父を持つクォーターの少女。 「#吉岡杏梨」の項を参照。
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