奄美大島要塞重砲兵連隊とは? わかりやすく解説

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奄美大島要塞

(奄美大島要塞重砲兵連隊 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 19:06 UTC 版)

奄美大島要塞(あまみおおしまようさい)とは、奄美大島加計呂麻島に挟まれた大島海峡防備のため設置された大日本帝国陸軍要塞。国の史跡に指定されている[1][2]


注釈

  1. ^ 嘉入山から三浦側へ流れる小川をせき止め貯水し、通称サキバルの「軍桟橋」 まで送水し、艦船への給水を行った。 「海軍給水ダム」で貯水された水は約5㎞の 配管を通り、この「軍桟橋」まで送水され艦船に給水された。 「軍桟橋」は、現在でも水深が 10m以上ある為、大型船舶への給水が可能であったと推測される。
  2. ^ 2コ大隊 6コ中隊の甲編成:現役兵と予備兵の混合部隊・総員約 1400名。
  3. ^ 2719部隊 約120名。
  4. ^ 独立混成第64旅団 は、司令部を徳之島城山に置き、徳之島北部を独立混成第21連隊、同南部を徳之島北部を独立混成第22連隊の担当とした。奄美大島は、引き続き重砲兵第6連隊の担当となった。
  5. ^ a b 沖縄本島配備予定。空襲の激化で、部隊移動できずに奄美大島に配備変更。
  6. ^ a b 昭和20年6月、第4艇隊で、震洋艇の点検中に爆発があり、駆け付けた隊長以下13名が戦死する事故が起こっている。
  7. ^ 1944年(昭和19年)8月に大島防備隊増援部隊として編成された対空砲部隊が展開していた。 斉藤 新海軍大尉率いる98名の部隊が12センチ高角砲4門と13ミリ機銃2門を装備していた。
  8. ^ 「第18震洋隊」は大島海峡に配備された震洋隊の一つである。昭和19年11月に部隊が編制され、総員は186名であった。震洋艇は1型52隻が 配備され、艇隊ごとに山裾の防空壕に格納され ていた。震洋艇壕は12本掘削された(奥行20~ 30m)。

出典

  1. ^ 文化審議会の答申(史跡名勝天然記念物の指定等)について(文化庁報道発表、2022年12月16日)。
  2. ^ 令和5年3月20日文部科学省告示第14号。
  3. ^ 『官報』第3229号、大正12年5月8日、p.195
  4. ^ 土木学会 平成20年度度選奨土木遺産 大島海峡(旧)軍事施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月8日閲覧。


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奄美大島要塞重砲兵連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:14 UTC 版)

奄美大島要塞」の記事における「奄美大島要塞重砲兵連隊」の解説

奄美大島要塞重砲兵連隊は、奄美大島要塞主戦力として1941年9月10日編成下令された。 下関編成の後に奄美大島要塞展開した太平洋戦争戦況悪化が進むと、連合国軍の上陸に備えた戦備強化のため、新設野戦部隊火力支援も担うことになり、1944年5月3日をもって重砲兵第6連隊改称した独立混成64旅団に編合され連隊主力引き続き奄美大島要塞防備にあたる一方、1個中隊を徳之島陸軍飛行場、1個小隊喜界島海軍飛行場防衛のために派遣した。 奄美大島要塞重砲兵連隊編成地:下関 最終連隊長宮内陽輔 大佐 2コ大隊 6コ中隊の甲編成現役兵と予備兵混合部隊総員1400重砲兵第6連隊通称号:球第2740部隊編成地:奄美大島 最終連隊長末松五郎 中佐30期)

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