天球ガーディアン ビートスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:59 UTC 版)
「ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター」の記事における「天球ガーディアン ビートスター」の解説
ビートスター天球の中枢を司るマスターコンピューター。ジャンキラーや、天球にてコピーして作り上げたロボット怪獣軍団を操る。普段はビートスタータワーと一体化しているが、下半身部分の拘束を解くことで単独で行動することも可能である。武器は全身のハッチを開いて撃つミサイルと、顔面から撃つ強力なエネルギー光線。パワーはゼロを大きく上回る。 元はバット星人の侵略を受けて滅んだ、とある宇宙の惑星人たちに作られたが、侵略から逃れた後も彼らは天球すら脅かしかねない争いを続けていた。そのため、元より「天球の安全と環境維持のために障害をすべて排除する」とプログラムされていたビートスターは、生みの親を含む住民たちを皆殺しにした。このような過去から有機生命体を憎んでおり、「宇宙の癌細胞である有機生命体を排除することで、宇宙に秩序と平和が保たれる」という行動理念にのっとり、全宇宙の有機生命体の抹殺を企てる。 タワー内に侵入してきたゼロを迎え撃って追い詰め、駆け付けたジャンキラーの説得も「非論理的」と一蹴し、戦い続ける。ジャンキラーの攻撃をすべて計算済みとして回避するが、搭乗していたヒュウガがジャンキラーを操縦して放った計算外の正拳突きにより、顔面を破壊される。その直後、ゼロのプラズマスパークスラッシュで致命的な損傷を受け、エネルギー光線で人工太陽を爆破して天球を道連れに爆散する。 不要なものとしていた人間の論理を超えた可能性の力によって敗れてもなお自らの正当性を叫んでいたが、最期の瞬間にはバット星人への恐怖を吐露した。このことから、感情を持たないただの機械ではなく、ジャンボットやジャンキラーと同じく心を持った存在であり、極端な行為に走ったのも自らの心の弱さに敗れたからであることが示唆された。 着ぐるみは、映画『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』に登場したデスフェイサーの改造。顔のディテールをなくしてリファインし、細部のディテールをアレンジしている。元になった着ぐるみは映画当時から現存していた物であり、当初はデスフェイサーをそのままロボット怪獣軍団の1体として登場させる案もあった。 ビートスター天球 ビートスターがコントロールする人工天球。物理的な衝突により、いかなる惑星でも一瞬で粉々に破壊してしまう。 天球表層には人工太陽とコントロールタワーのある月が浮かんでおり、内部は空洞で生命反応がなく廃墟があるだけで、ウルティメイトフォースゼロの力を半減させる濃い霧に包まれている。 元は滅ぼされた宇宙からの脱出用に建造されたため、多次元宇宙跳躍機能も備えている。ビートスタータワー ビートスターが天球内部に鎮座して天球全体を制御するコントロールタワー。月の裏側にあり、周囲は無数のロボット怪獣が密集して守護している。
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