大泊駅 (樺太)とは? わかりやすく解説

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大泊駅 (樺太)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 03:57 UTC 版)

コルサコフ駅
大泊駅
コルサコフ駅構内(2012年)
ст. Корсаков
プリスター二    (1.1 km)
所在地 ロシア
極東連邦管区サハリン州
コルサコフ市
駅番号 990005
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅種別 貨物駅 грузовая
駅名変遷 1908年-1916年 : 栄町(さかえまち)
1916年-1946年 : 大泊(おおどまり)
所属路線 コルサコフ - ノグリキ線
キロ程 2.6 km(ポールトコルサコフ起点)
電報略号 АСУЖТコード:990005
Express-3コード:2068450
駅構造 地上駅
ホーム 1面7線
開業年月日 1908年6月1日
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大泊駅(おおどまりえき)は、かつて樺太大泊郡大泊町に存在した鉄道省樺太東線である。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部コルサコフ駅ст. Корсаков)である。樺太拓殖鉄道大泊駅は当駅から約2km東に存在した。

現状に関しては、サハリン州およびサハリンの鉄道の項目も参照のこと。

概要

1908年(明治41年)6月に栄町駅(初代)として開業。休止の時期を挟んで1916年(大正5年)7月、改称により大泊駅(2代目)となった。1928年(昭和3年)12月には稚泊連絡船が就航していた大泊港駅とつながった。

戦後の1946年2月豊原(同年6月ユジノサハリンスクに改称)に設置されたソ連運輸通信省南サハリン鉄道局に編入され、のち地名の改称に合わせて駅名をコルサコフに改称した。

現在はコルサコフ港で陸揚げされた貨物を取り扱っているほか、島内各地着発の5トンコンテナの発送および受け取りを取り扱っている。旅客についてはかつて、Д2系気動車によるユジノサハリンスク - トマリ間の長距離列車が延長運転する形で当駅を発着(2007年から2009年まで一時中止)していたが、2011年に延長運転が再度中止されて以降は、当駅より約1.3kmコルサコフ港寄りの市街地中心部に面したピャーチ・ウグロフ駅ユジノサハリンスク駅の間で運転されている近郊列車のみが停車している。

歴史

現在の駅構造

単式ホームを有する地上駅。駅舎が設けられているが基本的に乗客には解放されておらず、直接ホームに入る構造である。輸送担当の駅員は配置されているが、営業面では駅員無配置である。

旅客列車運行状況

当駅に代わって旅客列車の始発駅となっているピャーチ・ウグロフ乗降場(2016年)

1944年当時[4]

  • 大泊港駅発着は1往復、敷香駅発着の夜行列車であった。
  • 大泊駅発着は6往復であった。

現在

駅周辺

日本統治時代

隣の駅

日本統治時代

鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
栄町駅 - 大泊駅 - 楠渓町駅

現在

ロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部
コルサコフ-ノグリキ線
エレクトリーチカ(各駅停車)
プリスターニ駅 - コルサコフ駅 - スターリーヴァクサール駅
エレクトリーチカ(6017列車)
ピャーチ・ウグロフ駅 - コルサコフ駅 - ペダガギーチスチーインスチトゥート駅

脚注

  1. ^ 栄町駅は、のち1931年4月1日に2代目の駅が大泊港方1.2kmの位置に開設されている(1944年10月1日廃止)。
  2. ^ a b c d e 日本鉄道旅行地図帳 滿洲・樺太(今尾恵介原武史 監修 新潮社 2009年)p.65
  3. ^ 大泊駅としては2代目。それまでは1908年4月1日1913年8月14日までの間、楠渓町駅が大泊駅だった。
  4. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)p.60より。

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