一ノ沢駅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 一ノ沢駅の意味・解説 

一ノ沢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 03:52 UTC 版)

ピェルヴァヤ・パーチ駅
一ノ沢駅
駅名標
ст. Первая Падь
所在地 ロシア
極東連邦管区サハリン州
コルサコフ地区ピェルヴァヤ・パーチ
駅番号 990014
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅種別 貨物駅 грузовая
駅名変遷 1909年-1911年 : ペルワヤ=パーチ
1911年-1946年 : 一ノ沢(いちのさわ)
所属路線 コルサコフ - ノグリキ線
キロ程 7.4 km(ポールトコルサコフ起点)
電報略号 АСУЖТコード:990014
Express-3コード:2068451
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1909年
備考 駅員無配置駅
テンプレートを表示

一ノ沢駅(いちのさわえき)は、かつて樺太大泊郡千歳村に存在した鉄道省樺太東線である。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部ピェルヴァヤ・パーチ駅ст. Первая Падь)である。「ピェルヴァヤ・パーチ」とはロシア語で「最初の谷」を意味する。

歴史

  • 1909年(明治42年) - 南渓町駅 - 三ノ沢駅間線路付け替えにともない、新線上に開業。当時の駅名はペルワヤ=パーチ。
  • 1910年(明治43年)11月3日 - 1,067mm軌間に改軌
  • 1911年(明治44年)3月29日 - 一ノ沢駅に改称[1]
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化により、鉄道省(国有鉄道)に編入。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「ピェルヴァヤ・パーチ」(「最初の谷」の意味)。

現在の駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅駅員無配置駅で、駅舎は設けられておらず直接ホームに入る構造である。

運行状況

1944年当時[2]

現在

  • ピャーチ・ウグロフ - ユジノサハリンスク間の近郊列車(Д2系気動車列車、コルサコフ方面1本・ユジノサハリンスク方面2本)が平日のみ停車する。

隣の駅

1944年当時

鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
楠渓町駅 - 一ノ沢駅 - (二ノ沢駅) - 三ノ沢駅

現在

ロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部
コルサコフ-ノグリキ線
エレクトリーチカ(各駅停車)
スターリーヴァクサール駅 - ピェルヴァヤ・パーチ駅 - フタラーヤ・パーチ駅

※朝に運行される6017列車はエレクトリーチカであるが、当駅を通過する。

脚注

  1. ^ 日本鉄道旅行地図帳 滿洲・樺太(今尾恵介原武史 監修 新潮社 2009年)p.65
  2. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)p.60より。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「一ノ沢駅」の関連用語

一ノ沢駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



一ノ沢駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの一ノ沢駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS