大名死亡時の処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 08:45 UTC 版)
「信長の野望・全国版」の記事における「大名死亡時の処理」の解説
本作には大名しか登場せず、配下武将や息子といった大名の後継者の概念が無いため、大名が死亡した場合の処理が後の作品とは大きく異なっている。 複数の領国を持っている大名本人を戦争で討ち取った場合には、討ち取られた大名が支配していた国はすべて戦勝国の領国となる。次作『戦国群雄伝』以降このシステムは廃止され、大名が討ち取られても領国が残っていて配下武将がいる場合にはその武将が跡を継ぐようになった。但し、『蒼天録』において「総取り」システムとして、本作と同様の処理が復活している。 一方、病気・高齢や忍者による暗殺などで大名が死亡した場合には、その大名が支配していた国はすべて空白地となる。謀反・一揆により大名が死亡した場合には、その大名の本国に新たな大名が誕生し、本国以外の国はすべて空白地となる。空白地が発生した場合、その国に隣接する大名が1人以下であれば新たな大名が誕生し、2人以上であれば入札が行われる。新たに登場する大名の名前はランダムで決定される。プレイヤー大名の隣接国に空白地が発生した場合は、入札に参加するか選択できる。 入札システムは、後の作品において類似するものは見られない。このシステムを利用し、暗殺と入札を繰り返して領国を増やしていくことが可能であるが、プレイヤー大名よりIQが高い大名には、暗殺はまず成功しない。 プレイヤー大名であっても、大名死亡時には嫡子等に引き継げず、ゲームオーバーになる。したがって、毛利元就等のように後の作品では統一が容易な有力大名でも、ゲーム開始年である1560年の時点で高齢の大名は全国統一が難しい。ただし、後述の「本能寺の変」イベントによる信長死亡の場合は例外で、秀吉に引き継がれる。 また、弱小大名は1ターンを待たずに一揆・謀反・敵国からの侵攻・暗殺で滅亡してしまうことがよくあり、プレイヤー大名の場合、その傾向は強く現れる。レベルが上がるほど、その傾向は顕著になる。
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