売春や性の経歴について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:54 UTC 版)
「ブラック・ダリア事件」の記事における「売春や性の経歴について」の解説
多くの犯罪について扱う書籍で、ショートは1940年代中頃にロサンゼルスに住んでいた、もしくは何度も来ていたと書かれており、ギルモアの著書Severedも含め、ショートはハリウッド酒保で働いていたと主張されている。この説はハーニッシュにより反論されており、ショートは実際は1945年にハリウッド酒保が閉店した後になって初めてロサンゼルスに住むようになったという。ショートの知り合いの一部や数名の著述家、記者は、ショートはロサンゼルスにいたときに売春婦やコールガールだったと述べている。ハーニッシュによると、当時の大陪審により、ショートが売春婦だったことがあることを示す現存する証拠は存在していないことが証明されたという。また、ショートが売春婦だったという噂は、一部がこの事件を元にしているジョン・グレゴリー・ダン(英語版) (英: John Gregory Dunne) の1977年の小説True Confessionsに由来するとも主張している。 広く流布している別の噂で、ときにはショートが売春婦だったという噂の反証にもされているものに、ショートは生まれつきの欠陥で性器が発育不全 (いわゆる「小児生殖器」) であり、そのために性行為をする能力がなかったというものがある。ロサンゼルス郡地方検事の記録によると、捜査官が3人の男性に対してショートと性交したか質問しており、その中には被疑者と見なされていたシカゴの警察官も含まれている。FBIの記録にも、ショートの恋人と称する人物による発言が含まれている。ショートの検死記録は、マイケル・ニュートン (英: Michael Newton) の2009年の著書The Encyclopedia of Unsolved Crimesに全文が転載されており、そこにはショートの子宮は「小さい」と書かれている。しかし、ショートの生殖器が通常とは解剖学的に異なる部分が他にあるという記述は存在しない。検死記録には、ショートは妊娠したことがないとも書かれており、ショートの生前や死後に語られていた話と反している。 ショートは同性愛者だったという噂もよく流布された。グリモアによれば、この噂は代理検視官がロサンゼルス・ヘラルド・エクスプレスのベボ・ミーンズに、ショートは性器が小さいため男性と性交していなかったと語った後に広まったという。ミーンズはこの話をショートは女性と性交すると解釈し、ミーンズと記者のシド・ヒューズ (英: Sid Hughes) の両名は更なる情報を求めてロサンゼルスのゲイバーを調査し始めたが、成果は無かったという。
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