売春婦の客引き・ホームレスの物乞いを禁止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 10:12 UTC 版)
「サルコジ法」の記事における「売春婦の客引き・ホームレスの物乞いを禁止」の解説
同法で注目されたのはまず売春に関する条項である。同法では、報酬の見返りとして性的関係を勧誘する行為(客引き)は、2か月の拘禁刑及び3750ユーロの罰金が科せられるようになった。フランスでは街娼が公道で客引きするのは名物であり、パリ西部にあるブローニュの森は夜、街娼・男娼が数多く立ち、客引きをする場所として知られていた。しかし、サルコジ法によって、街娼の姿は街から消えることになった。 同法では物乞いに対する条項も注目された。サルコジ法によって、「攻撃的な物乞い又は獰猛な動物を使った物乞いを行った者」には、6か月の拘禁刑及び3750ユーロの罰金に処すことになった。また、人に物乞い行為をさせ、それを搾取した者は、3年の拘禁刑及び4万5000ユーロの罰金に処し、さらに未成年者、障害者等々の社会的弱者に物乞いをさせ、搾取した者は、5年の拘禁刑及び7万5000ユーロの罰金に処すようになった。悪質な物乞いには厳罰をもって臨むというのがサルコジ法の特徴だ。
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