報道スポーツセンター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 07:42 UTC 版)
『ニュース・パレード』等を担当。共同通信社との関係が深い。 1963年の吉展ちゃん誘拐殺人事件では、事件発生直後の同年5月に当社のある社員が行き付けの喫茶店で「(公開された脅迫電話の)声によく似た人を知っている」という話を聞き付けたことがきっかけで、その人物(のちに犯人であることが判明した小原保)がよく顔を出すという飲み屋(愛人が経営)に張り込んで録音を伴ったインタビューをおこない、さらにその後、店にいる小原を呼び出して電話をした際の会話も録音した。この録音テープは、捜査の過程で脅迫電話の録音と比較され、小原を犯人に特定する重要な手がかりとなった。文化放送はこれを含めた一連の事件報道により、日本民間放送連盟の第14回民放大会賞(現・日本民間放送連盟賞)において、「番組活動賞揚部門」の「ラジオ報道活動」の部で最優秀賞を受賞している。 1970年(昭和45年)11月25日午前、三島由紀夫が防衛庁市ヶ谷駐屯地にあった陸上自衛隊東部方面総監部に立て篭り、決起を促す演説を自衛官達に向けて行なった後、割腹自殺した。この三島事件の模様を全て録音出来たのは、近隣の文化放送だけだった。駆け付けた三木明博記者 が、マイクを木の枝に縛り付けて録音したエピソードは伝説化している。 記者会見やインタビューの際に、明朝体で「文化放送」と白く書かれたマイク(三研マイクロホンのMS-5)がテレビで映ることが多い。記者らがほぼ毎日書き綴るブログは他の報道機関からも、一定の評価を受けている(文化放送 報道部ブログ パレードのあとで)。 テヘランのイランアメリカ大使館人質事件では、文化放送が「世界のマスメディア3社」に抜擢されて、立て篭った犯人達の肉声を世界に向けて配信した。
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