地震帶とは? わかりやすく解説

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じしん‐たい〔ヂシン‐〕【地震帯】

読み方:じしんたい

地震が特に多く発生する細長い帯状地域環太平洋地震帯中央海嶺(かいれい)地震帯など。


地震帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:33 UTC 版)

変動帯」の記事における「地震帯」の解説

地震帯(じしんたい、英語: seismic zone)とは、地球上で地震が特に多発する細長い帯状地域のことである。 地図上に、過去発生した多数地震震央プロットしていくと、震央帯状に集まる地域見られこのような所を「地震帯」と呼ぶ。代表的な大規模な地震帯としては、太平洋取り囲む環太平洋地震帯」や「ユーラシア地震帯」などが挙げられる。これらの地震帯は、プレートテクトニクスにおけるプレート境界にあたるため、地震の発生集中するのである。 地震帯は、プレートテクトニクス理論において、火山着目した場合の「火山帯」や造山運動による「造山帯」などと分布一致することが多い。地殻変動顕著な環太平洋造山帯」(環太平洋火山帯)や「アルプス・ヒマラヤ造山帯」などは、地震帯や火山帯を伴う「新期造山帯」であり、前述の「環太平洋地震帯」や「ユーラシア地震帯」などとそれぞれ分布一致するまた、ヨーロッパ西部アジア北部などの「古期造山帯」でも比較多く地震発生する日本列島環太平洋地震帯属し地殻が非常に不安定であるため、世界的に地震多発する地域1つである。厳密には、 日本列島外側太平洋側島弧沿う地震帯は「外側地震帯」と呼ばれ日本列島日本海沿岸沿う地震帯は「内側地震帯」と呼ばれる。 かつて日本では内陸部地震多発している(群発地震など)特定の地域指して、 「江戸川地震帯」「信濃川地震帯」「淀川地震帯」などと呼ばれた。しかしこれらは、あくまで短期間地震多発着目した場合呼び方であってこのような地震多発長期間継続するとは限らないため、現在ではこうした小さスケールでの「地震帯」は意味を成さないとされている。つまり、環太平洋地震帯などは、地球長い年月中でも特に長期的に地震多発する大きスケールでの「地震帯」であり、前述小さスケールでの地震帯とは意味が異なる。 なお、日本列島周辺における地震震源分布研究進んだ現在では、日本の地震多発地域は、帯状を成す2次元的な「地震帯」というよりは、「地震の巣」というような3次元的な言い方表現する方が適切ともいわれている。そのため、「地震帯」という表現日本においてはやや古い概念になりつつある。

※この「地震帯」の解説は、「変動帯」の解説の一部です。
「地震帯」を含む「変動帯」の記事については、「変動帯」の概要を参照ください。

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地震帯

出典:『Wiktionary』 (2021/08/23 10:48 UTC 版)

名詞

じしんたい

  1. 地球上で地震が特に多発する細長い帯状地域

「地震帯」の例文・使い方・用例・文例

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