国連総会オブザーバー資格を有する国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 22:15 UTC 版)
「国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧」の記事における「国連総会オブザーバー資格を有する国」の解説
バチカン市国- 承認国数 178/193(2018年9月時点) 1929年のラテラノ条約でイタリア王国から独立承認。それ以降国土面積が世界最小の独立国として存在している。1964年には国際連合総会オブザーバーとなり、2019年時点で国連非加盟国の中では最も多くの国家承認を得ている。 なお、2004年に投票権を除く全ての国連加盟国と同等の権利を与えられている。 パレスチナ国 - 承認国数 137/193(2019年5月時点) 1988年に独立宣言。パレスチナ問題の解決を目指す1947年のパレスチナ分割決議によって、イギリス委任統治領パレスチナの分割並びにパレスチナ人国家とユダヤ人国家の創設が定められたが、パレスチナ人はこれを不服として第一次中東戦争に至ったために実現には至らなかった。パレスチナは第三次中東戦争以降全域がイスラエルの占領下に置かれたが、第1次インティファーダの過程において、パレスチナ解放機構が1988年にパレスチナの独立宣言を出し、オスロ合意に基づいて1994年にパレスチナ自治政府が設立された。自治政府は2011年に国連加盟申請を行い、同年にUNESCOに加盟し、2012年には国際連合総会オブザーバーとなった。 パレスチナを国として承認していない国々は、パレスチナ国土をパレスチナ自治区、パレスチナ政府をパレスチナ自治政府として扱っている。
※この「国連総会オブザーバー資格を有する国」の解説は、「国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧」の解説の一部です。
「国連総会オブザーバー資格を有する国」を含む「国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧」の記事については、「国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧」の概要を参照ください。
- 国連総会オブザーバー資格を有する国のページへのリンク