国内ジム移籍先から国外へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:31 UTC 版)
「亀田興毅」の記事における「国内ジム移籍先から国外へ」の解説
2014年7月4日、亀田興毅はJBCに、亀田ジムからUNITED BOXING GYMへの移籍を申請した。 2014年7月11日、JBCは資格審査委員会を開き、UNITED BOXING GYMへの移籍の可否を保留とした上で、UNITED BOXING GYMの三好渥義会長と亀田興毅から移籍の経緯などに関してヒアリングを行うことを決めた。 2014年7月26日、水面下で進められていた角海老宝石ジムへの電撃移籍が消滅した。角海老宝石ジムから興毅に 角海老宝石ジムで練習すること。 マッチメークは角海老宝石ジムの指示に従うこと。 角海老宝石ジム所属選手が後楽園ホールで試合をする時には応援に駆けつけること。 といった条件を付けた上での移籍容認派と移籍反対派のせめぎ合いが2ヵ月に及び、最終的に移籍反対派が押し切る形になったとのこと。 2014年8月5日、UNITED BOXING GYMはJBCに提出していたUNITED BOXING GYMへの移籍申請を取り下げる方針を固めた。 2014年8月15日、JBCは亀田興毅とUNITED BOXING GYMへのヒアリングを同月22日以降に行う事を決定し、移籍の経緯や選手のマネジメントなどを聴取した後、資格審査委員会を開き、亀田興毅のUNITED BOXING GYMへの移籍の可否を判断するとのこと。 2014年8月18日、JBCの秋山弘志理事長はUNITED BOXING GYM移籍問題について「ヒアリングをして、資格審査委員会のご意見を伺って決めますが、長引かせない。天変地異のない限り今月中に最終結論を出します」と話した。 2014年8月21日、WBOは最新ランキングを発表し、WBO世界スーパーフライ級ランキングから除外された。 2014年8月22日、JBCは亀田興毅とUNITED BOXING GYMの三好会長へのヒアリングを行い、移籍の経緯などについて聴取した。UNITED BOXING GYMへの移籍の可否は同月25日に資格審査委員会を開いて判断するとのこと。 2014年8月25日、JBCは資格審査委員会を開き、JBCルール11条3項の「特別の事情」に当たるとして、22日のヒアリング内容も踏まえて審議し、満場一致でUNITED BOXING GYMが申請していたボクサーライセンスの更新を認めないという判断を下した。三好会長が78歳の高齢で、UNITED BOXING GYMに殆ど姿を見せないなど「三好会長が亀田選手とスムーズな連携をとってトレーナーも含めしっかりとコントロールし、明確な責任を持てるかどうかについてをヒアリングや調査などを元に総合的に審査したが、それについての憂慮と懸念がある」ことが「特別な事情」と判断された為で、この結果、UNITED BOXING GYMへの移籍申請が事実上却下された。 これにより亀田興毅が国内で試合が出来ない状況が続くことになったが、JBCの秋山弘志理事長は「移籍は寝耳に水。常識的に(亀田サイドから)根回しがあるはず」と不満を口にし、亀田側の対応についても「何となくの不信感はある」と述べるなど、両者の溝は深く大きな隔たりを感じさせた。この決定を受け亀田興毅は自身のブログで「応援してもらってる人達の前で試合がしたかったなぁ… ごめんなぁ…。ファンのみんなにはほんまに申し訳ない気持ちでいっぱいです」とファンへの謝罪や、「一ボクサーとして、今の現状は辛い… 辛いって言うかこのような状況に寂しい気持ちがある。今はこれ以上言葉がないけど、近く、ちゃんとした形で自分から発信するつもりです」と心情を吐露するも、「『選手に罪はない、選手は守られるべき』と言われたけど、今回の却下理由は、JBCルールに『ライセンスの更新は特別な理由がない限り更新は認める』というルールがあるらしく、今回はそのルールに当てはまるらしい。『特別な理由があるから更新は認めれない』という事なら、その理由を教えてもらいたいけど、それは答えられないと…」とJBCへの不満も記載した。 2014年8月27日、JBCは亀田興毅のUNITED BOXING GYMへの移籍申請が事実上却下となった理由を、UNITED BOXING GYMの加藤竜太マネージャーに詳細に説明し、加藤竜太マネージャーは亀田興毅にJBCからの説明内容を報告した。
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