国内クール宅配便と海外クール宅配便の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/04 19:56 UTC 版)
「海外クール宅配便」の記事における「国内クール宅配便と海外クール宅配便の違い」の解説
国内クール宅配便は、あくまで日本国内での荷物の輸送であり、内国貨物のまま集荷から配達までの一連の業務が完了する。すなわち荷物が外国貨物になることはない。それに対して、海外クール宅配便の場合は、内国貨物を外国に向けて送り出すことになり、どれだけ荷物が小さかろうが、送り人(荷主)が、個人であろうが、法人であろうが、その区分を問わず関税法上、輸出とみなされる。また、当然であるが、荷物の送り先の国では、同じく輸入とみなされる。 したがって、日本から荷物が出る際には、日本の関税法、通関業法が定める輸出通関手続きや、その他輸出貨物について規制を課している外為法、輸出貿易管理令、文化財保護法、食糧法、大麻取締法などを始めとする様々な他法令に沿った通関申告手続き、輸出関連法申告手続きが不可欠となる。同様、荷物が送り先の国に入るときには、送り先の国が定める関税法をはじめ、動植物検疫法や食品衛生法、薬事法といった法令が定める通関申告手続きや検疫申告手続きなどを経る必要がある。
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