問題になったCM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:21 UTC 版)
「コマーシャルメッセージ」の記事における「問題になったCM」の解説
テレビのCMは、視聴者にインパクトを与えるべく、台詞(キャッチコピー)や映像作りに腐心しているが、時として表現について問題視される作品が出現することがある。内容的に問題が無くても 東日本大震災発生時のACジャパンのCMなど、その放送回数の多さによって「しつこい」「くどい」と思わせてしまう。 昭和天皇崩御時のセフィーロ「お元気ですか」/カリーナ「生きる喜び」/ロッテVIPチョコレート「ついにこの日が来ました」等、不運にも「このタイミングでこの表現は不適切」とされる出来事が発生。 需要過多、供給不足などの事情により安定して当該商品を提供できる見込みがない、そもそも商品自体が(予想を上回るスピードで)売り切れてしまった。 出演者が不祥事を起こし、起用し続けるとイメージダウンに繋がりかねないと判断した。 企業が不祥事を起こし、CMを続けることが出来なくなった。 と言った事情で問題となるCMの例もある。 背景にあるのは「コマーシャル(広告)は『好きでない人』はいても良いが、『嫌いな人』がいてはならない」という、広告業界全体の潮流であり、広告、放送、コンテンツなど、コマーシャルに関わる各業界が直面している現状を垣間見ることができる。 食事時や料理企画の放送時の雑菌や排泄の表現があるCMなど、時間帯や番組内容に配慮されていないCMなどが問題視されることがあり、しばしば放送倫理・番組向上機構(BPO)や日本広告審査機構(JARO)などに意見が寄せられている。 また2017年に放映されたトヨタ・ヴィッツのCMは「ヴィッツのCMを作っていたところCM発注元によるアピールポイントの強調、視聴者からのクレーム対策と言った要望を次々に出されてしまい、内容の修正によりそれらをすべて実現させたところ本来のストーリーがかき乱されるなど映像作品としてメチャクチャなものが出来上がってしまう」という、このような問題を露骨に皮肉った内容となっている。 以下、特記を除き日本での事例を記述する。企業の不祥事による放送中止・打ち切りは記載する。出演者の不祥事による放送中止・打ち切りは、企業がイメージダウンに繋がるなどと判断した場合は記載するが、これとは関係ない不祥事の場合は記載しない。
※この「問題になったCM」の解説は、「コマーシャルメッセージ」の解説の一部です。
「問題になったCM」を含む「コマーシャルメッセージ」の記事については、「コマーシャルメッセージ」の概要を参照ください。
- 問題になったCMのページへのリンク