唱歌「蝶々」とは? わかりやすく解説

唱歌「蝶々」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 20:32 UTC 版)

ちょうちょう (唱歌)」の記事における「唱歌「蝶々」」の解説

伊沢紹介した曲には野村秋足1819年 - 1902年)が独自に歌詞付け1881年文部省発行した小学唱歌集初編に「第十蝶々」の表題掲載された。ただし、この歌詞似た詞の童謡清元江戸時代から全国各地知られており、野村現在の愛知県岡崎市一帯歌われていた童歌の詞を改作して「Lightly Row」の曲に当てたとされている。磯田光一は『鹿鳴館の系譜』にて香川景樹旧派和歌からの影響指摘している。また、東京師範学校東京教育大学筑波大学前身)の音楽教師で「蛍の光」(原曲スコットランド民謡)などで知られる稲垣千頴2番作詞しており、1896年明治29年)に発行された『新編 教育唱歌集』では3・4番も追加されているが3番以降については作詞者不明となっている。 なお、曲について伊沢が「原曲スペイン民謡」として紹介したことから長らく伊沢紹介疑義挟まれることは無く近年まで多く文献に「作曲スペイン民謡」と掲載されていた。 一、(野村秋足作詞蝶々 蝶々 菜の葉に止れ 菜の葉に飽たら 遊べ 桜の花栄ゆ御代に 止れや遊べ 遊べや止れ 二、(稲垣千頴作詞)おきよ おきよ ねぐらの雀 朝日の光の さきこぬさきに ねぐらをいでて にとまり あそべよ雀 うたへよ雀 三、(1896年追加作詞者不明蜻蛉(とんぼ) 蜻蛉 こちきて止まれ 垣根秋草 いまこそ盛り さかりのに 羽うち休め 止まれ止まれ 休め休め 四、(三番に同じ)燕(つばめ) 燕 飛びこよ燕 古巣忘れず 今年もここに かへりし心 なつかし嬉し とびこよ燕 かへれや燕

※この「唱歌「蝶々」」の解説は、「ちょうちょう (唱歌)」の解説の一部です。
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