唱歌「庭の千草」
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夏の名残のばらは、里見義(さとみ ただし、1824年-1886年)の翻案で『小学唱歌集 第三編』(明治17年(1884年)3月発行、文部省音楽取調掛編)に収められた。当初のタイトルは「菊」であったが、歌詞の冒頭の「庭の千草」がいつしかそのまま曲名になり、唱歌の1つとして広く親しまれた。 1941年12月、日本は第二次世界大戦へと突入。米英の音楽は禁止されたが、「庭の千草」は「蛍の光」などと並んで日本化されているとして禁止対象から除外されている。 庭の千草も。むしのねも。かれてさびしく。なりにけり。ああしらぎく。嗚呼(ああ)白菊(しらぎく)。ひとりおくれて。さきにけり。二露(つゆ)にたわむや。菊の花。しもにおごるや。きくの花。あああわれ あわれ。ああ白菊。人のみさおも。かくてこそ。
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