周波数再編
別名:周波数再割り当て
【英】frequency reallocation, frequency restructuring
周波数再編とは、無線通信において各種用途に割り当てられている周波数帯域を、新たに割り当て直すことである。
特に、NTTドコモやau(KDDI)が携帯電話サービスの提供に使用している800MHz帯の周波数帯域については、周波数の利用効率や国際ローミングの利便性などを向上させる目的で、周波数の移行をはじめとする再編が進められている。2000年代半ばに開始されており、2011年5月現在、2012年半ばの再編完了を目処に進められている。
その他の周波数帯域についても総務省が運用方式を「周波数再編アクションプラン」として取りまとめている。
参照リンク
「周波数再編アクションプラン」(平成22年2月改定版)の公表 - (総務省)
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周波数再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 01:21 UTC 版)
2011年(平成23年)携帯電話の普及に伴う周波数逼迫により総務省告示周波数割当計画が改正され、800MHz帯の「端末周波数を平成24年7月25日より930-940MHzとし、905-915MHzの使用は平成30年3月31日まで」とされた。あわせてFM(アナログ)機器の使用も廃止される。すなわち、2018年4月以降は新周波数のデジタル機器しか使用できない。これに伴い「旧規格による新規開局は平成24年12月31日まで、1500MHz帯からの移行は平成26年3月31日まで」とされた。 移行を促進する為、新たにこの周波数を使用する認定開設者のソフトバンク(旧称ソフトバンクモバイル)が期限内に無線機を取り替える為の費用を負担する「終了促進措置」を実施している。また、対象となる無線局数は総務省ホームページに掲載される。 局数の推移年平成23年平成24年平成25年平成26年平成27年平成28年平成29年月10月4月10月4月10月4月10月4月10月4月10月4月中継局 274 270 261 250 227 210 130 130 1 0 0 0 端末局(アナログ) 110,001 102,960 94,958 92,486 44,504 7,718 145 78 1 1 1 1 端末局(デジタル) 130,061 138,990 148,668 114,297 37,346 5,264 8 0 0 0 0 0 周波数の使用期限に定めのある電波利用システム等の無線局数の推移による。
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